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成田 亨

naritamanseven怪物屋に面白いキットが入ってた。見た事の無い、存在すら 「うそ~ん!」 的なモノ(笑)なので紹介しておく。因みにコレは既に売れていて完成品としてお客さんに渡す事になってるみたい。

「成田亨」と言えば巨匠、この業界では崇拝している人も少なからずいるだろう。そんな氏の手による造形物がこのマンとセブンだ。「思うがまま造形するとこうなる」というアプローチで、その作風はデザイン画のテイストがふんだんに盛りこまれている。

インストを読めば、ご本人は彫刻家と言う認識。で、その彫刻家が創作したモノなので「芸術品」という事になる(らしい)。言われれば確かに模型の「売る為のモノ」と言う根幹部分を排除した作例である。マンや特にセブンのデザインに至ってはプロモーターとの意見相違に氏が譲歩した形での実現となったようで、本意では無かったのだろう。

そんな思いから作られたモノではあるが、如何せん売れなかったようだ^^;。ウルトラマンのコアなファンと自称する向きならば「メモリアル&原点」として必携アイテムだったのかもしれないね。今思えば・・・だけど(笑)。インストには氏の思いが込められていて、読み物として面白いので別ページに用意した。興味のある人は見てみよう→ココ

「成田亨」と言う人は、かなり芸術を意識した人のようだ。玩具メーカーの言いなり的デザインが殆どの昨今、この頃よりその影響が出ていた事が見うけられる。返して、この頃の特撮スタッフには芸術家肌の人が多いのも事実。その双方の折り合いがつかず、トラブルが起こる事もまま有っただろうと想像する。まぁ作り手としてはやり難かったろうねぇ。

ところで自分としてはこの辺の感覚はまったく無い。まず「芸術」とか「アート」、「クリエイティブ」・・・といった類の言葉に違和感を憶える。作っているモノはあくまでも「商品」だし、人が欲しいと思うモノを出していく事に必死になる。その範囲内でちょこっと自分のやりたい事をおり込んで行くにすぎない。第一「芸術」ってモノが全く判らないし^^;。・・・なのでやり易い。

「独自性」は生き残る為に必要だと思う程度で、ソレを前面に押し出してアピールする事でプラスになるならさせて頂きますって感じ。

人が感動するのは凄くチープな部分だと思う。自分もそうだからね。作られた話に感動して、有りもしない造形物を見て影響される。「孤高の芸術」でせまられても理解できないし、魅力も感じない。ウルトラマン、あのデザインを考え出した成田亨という人は素晴らしいと思う。でもオリジンのものでは無く、あくまでもブラウン管の中で活躍した方。だから、GK買うならビリケンか海洋堂(笑)。

ただ、こう言うとんがった人は絶対必要だと思う。でないと、ステップアップしていかない。強烈な個性と作風で周囲を意せずして引っ張って行くんだよねぇ。

誉めてるんだかこき下ろしてるんだか判らない文章になってしまいました^^;。単純に言えば「凄い人」って事になる(理解できる出来ないに関わらずにね)。自分には到底望み得ない領域に居る人だって事は確かです。

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