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吉田式球体関節人形技法書

Yoshidastyle

初心者にとっては親切この上なく非常に判りやすい。この本の通りにすれば球体関節人形は作れると思います。 言えば「関節を球を使った可動式にする」ってだけで、結局はフィギュア制作に必要な部分と被ってる。

つまるところ最終的に必要なのは「造形力」って部分になるのだろう。球体関節にする為の工程自体はこの本を見る限りそれほど難しくない。しかし干渉部分のカットラインや球を仕込んだ上でのバランス取りなどは数を作らないと掴めない部分であると想像できます。

ところで球体関節人形には様式美が有るようだ。前に人形作家の人に「関節は球じゃないとダメなんですか?」と、思えばバカな質問をした事が有る。「球体関節なので・・・」と当然の返答(笑)。

ここまでならタダの笑い話だけど、その時に「球体関節」の意味合い的なモノも合わせてご教授頂く。その人自身に拘りはないのかもしれないが、概ね人形作家でこの式の人形を作り続けている人にとって「関節が球で有る」意味は深いもののよう。

その方がエロいと感じるって話しなんだけど、聞いてて感じた自分的解釈は「フェティシズム」。しかしソコに内包する意味の深淵までは判りません。はじめてハンス・ベルメールの作品集を見た時に妙なエロさを感じたし、四谷シモンや天野可淡の人形にも同じようなモノを感じた記憶は有る・・・って程度。それらの代表的な人形の想定年齢が若年層って事にも意味があるんだろうね。

この本を読んで「作ってみたら面白いかな?」とは思ったケド、そんな自分がやっても本当の意味での「球体関節人形」にはならないのではないか?って感じ。「形を作る」事は可能だケドねぇ^^;。

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