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トレフェスin神戸1

それではコブラの製作記事を継続・・・の前に、折角のイベント参加なのでイベントレポなんぞを久しぶりにやってみようと思います。

昨日29日開催のトレフェス、神戸開催はお初って事らしい。会場が同じって事も有るだろうけど、その参加ディーラー数やお客さんの数などから雰囲気的にWHF同様ってのはみんなが思う事だろう。
参加ディーラーの動向やお客さんの懐具合など、社会情勢によるところが多いだろう変化についてはイロイロ感じる事ができたが、ソコを書き出すとキリが無いのでその辺はスルー。

通例の如くダントツの集客力を持っていたのは「リキッドストーン」で、ここの参加が今や地方イベントには不可欠になっている感じ。
各ディーラーは総じて造型レベルが上がっている。でも横一線の印象を受けるのはその手のに興味が無いからなんだろう。いや、上手いなァとは思いますヨ普通に(笑)。あと個人的には中古屋に魅力的な商品が無いのが残念!前はもっと何かしらあったと思うんだけども、年を追うごとに中古屋さんの品揃えの希薄さに拍車が懸っているような気が・・・模型ファンとしてはがんばって欲しいですヨ。

美少女フィギュアがメインなのはコレまでもコレからも変わらないだろうとは思うけど、そんな中にあって赤尾クンは善戦してたと思う。岐阜から出て来た甲斐があったネ。ホビコン有明にもHEADLONGは出展するので関東方面の人は是非立ち寄ってあげてください。

近年のイベントでは「モンクリ&リアル系」のディーラーも僅かではあるケド出展してきています。その総数の少なさ故、美少女フィギュアほどのクオリティーに達しているところは非常に少ない。しかし赤尾くんのように高いレベルのディーラーも有るので、今回は内2件をピックアップです。

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<東工房>
以前よりその造作の繊細さと上手さは認識していたけど、夏フェス用の原型展示を見て驚いた。それまでのアイテムと比べてレベルアップどころか別物になっていると感じたそのアイテムはオリジナルのフランケン。もともと某ゲームメーカーの絵描きさんだったので絵が上手い。しかしこのフランケンのイメージ画は上手いとかのレベルでは無く、アートの範疇のモンだと思った。そのイメージ固めがあったからなのか、そこから出てきた造型物がとにかく良い。
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フランケンの海外人気は非常に高く、また傑作と言われるオリジナル造型も多い。怪物屋のスタッフでも有る自分はそれらを多く見ているので一見「何かに似ている」とその時思ったが・・・オリジナルってのとはチト違うが「バーニーライトソン」のフランケンぽいかも。店長に聞けばティム・ブラックナーやエリック・ソーサのオリジナルも髣髴させるって事だった。
しかしソコはソレ、このフランケンは東くんのオリジナルだろうしソレらの名造型物と比肩するモノになりつつ有る。ホント衝撃的ですよ、このノリを日本人が表現できるとは!って感じです。

コレを見れただけでココに来た甲斐があったってもんで、凄く嬉しいと同時に自己嫌悪にも陥る始末。あくまでもペインター目線で評価すると世界レベルのしかも上位ランクかと。コレが夏にはキットとなってリリースされるってんだから興奮しますよね~。しかもジャパンクォリティーでのリリースですよ、絶対に買いです。(因みにマントはつけなくても良いんぢゃない?)

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<AIMAT!>内「脩壱
自身のアイテムを持ってきてたんで自分より全然マシなんだけど、同じくAIMAT!さんに間借りの脩壱クン。飛蝗男のたたずまいは往年のフューチャーそのもので、そのレベルも匹敵していると思った。そのモールドやフォルムなどがフューチャーラインなのが残念なんだけど、副業としてやっていてコレってのがビビルところ。
現状でも海外でイケルと思うが、この技術力とセンスで独自路線を切り開けば別次元にイケそうな予感が有るので是非がんばってほしい。

以上2件だけだけど、双方ともに造形力の高さには目を見張る。こういう人達が少ないながらも出てくるってのは嬉しい限りだし、ここまでで無くても総体としての充実を願うところです。

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最後にギルギル、ココはショップなんで別枠での紹介と思って貰いたい。ココで輸入販売しているエリック・ソーサの「KAME-BUSHI」の展示品がまたビビル上手さ。WAX原型の潜在能力をマザマザと見せつけられた感じですな。基礎力ありきの造型には間違いないんだけど、そのモールドが・・・こんな事ができるのか?とWAX導入を検討するに充分な説得力がありました。ホビコン東京でもキットは展示されると思うので生で是非見て頂戴。

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で、今回この会場で唯一自分が買ったGKが「サンダーロード・スタイル」の「新田陸太郎」。めっちゃ可愛いです。赤ん坊の塗装はめっちゃ面白いだろうと思い、海外トイザラスでも赤ちゃん人形を買ったが如何せん材質がソフビでサイズがでか過ぎる。簡単には塗れないって事で二の足を踏んでいた。
しかしコレなら単純に塗りを楽しめる事請け合い。造型もめっちゃ良いんでオススメですよ~(安いし!)。

以上が会場レポ、そしてコブラの塗装再開です。塗装品の評判は良かったので安心したけど、個人的見解でいえばロケーションを加味すると色が弱いと感じた。なのでこの後オーバーコートでどぎつい色に持って行くつもり。ホビコン東京に間に合わせるつもりなんで来場する人は見てやってください。

ほんではまた!

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COBRA MAIKING<後編前>

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完成しました!取り急ぎ画像をアップしておきますね。製作記事は明日以降に持ち越しって事でご容赦ください。
しかしコレ、完璧では無い。例えばお客さんへの納品だとしたらもうちょい手を加えます。イベント終了後に再度イジるつもりなんで、その製作記事とあわせてアップって感じで行こうかと。む~ん、上手い事イカンもんです^^;。

現品は本日HEADLONGブースに置いてるんで見に来たってください。ところでこのコブラ、関西は初出らしいネ。かなり良いGKなんで検討ヨロシク。ほんじゃ会場で待ってま~す♪

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COBRA MAIKING<前編>

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おはようございます、いきなりですがチェリーの製作記事を一次中断してコブラの記事を書いときます・・・ってのも明日(29日)はトレフェス神戸だから。自分は例の如く「HEADLONG」ブースに居るんだけど、ソコで展示されるコブラの彩色を今やってます。
卓番はEブロック「セ19・20」とトレフェスHPには有りますが、たぶん「ソ19・20」の間違いでしょう・・・開場図が正しいとするのなら。まぁその辺なんで探したってください(笑)。ほかに三角頭も参考展示になると思いますがソッチは手が回らないので「ホビコン05」の時と同じく白黒のヤツ。

さてコブラ、今回は「紫タイツで」ってリクエストだったんでその色で塗ってますヨ(最初の画像は納品済みの赤タイツ)。購入する予定の人やコレから塗ろうって人は参考に・・・なるのか疑問(笑)。

マズは肌から・・・では無く、自分は目からやっちゃいマス。(その前にチェリーの製作記事でも書いたけど既にベースはホボ完成してる)
しかしその画像(目の塗装工程)がまたしても無い!この部分ってどうしても撮影にまで気が回らないんですなぁ。コレから解説する肌の塗りも二転三転するんで参考になるのかどうか。

で、です。怪物屋の過去の記事に肌と目の製作記事が有るのでソッチを見てくだされ。

◆リペイント2「フランケン」
◆リペイント3「マリリン・モンロー」

やり方に違いは有るけど、アッチが自分の源流なんで相当参考になるハズ。リアル系を塗っているとは言え、基本的な考え方は同じだし。

では続きを。最初のイメージは「アッシュっぽい肌色」。
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①なのでかなり「ゲスい色」から始めた。ソコをアンダーの色にしてハイトップの色を入れます。因みに使用塗料はガイアノーツの「フレッシュセット2(サマーフレッシュ)」、この塗料セットはかなり肌色の幅が用意されている為にフレッシュセット1よりもオールマイティに使える。自分の場合は「単品フレッシュ」とこの「フレッシュセット2」だけで殆どの肌がイケルって感じ。(普通に売ってんのかどうか知らないケド^^;)
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②肌のアンダー色にセレクトしたのは、この「フレッシュセット2」より「マリンフレッシュ」って色、しかし写真で見る以上に黒人色ぽかったんでハイトーンをケッコウ上げた。そしてそのまま静脈色をピース吹き。しかしどうもシックリこなかったので師匠(怪物屋店長)に相談。
「メリハリをしっかりつけて、黄桃系にしないと紫に呑まれる」との忠告だったんで、「アッシュっぽい肌」をヤメにした(笑)・・・ってもこの上から塗り重ねるんで、どうしたって影響は残りますな。
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③黄系の肌ベース色を②の上からコートしてから
④ハイトーンを入れました(おおお、まだ静脈色残ってるやん!)
⑤クリアオレンジをシャドウ部に吹いて
⑥ピンク系の調色塗料を血行色としてムラ吹き。
(以上の画像は腕に集中してるけど、顔も同様にやっている。)

最初に比べると紫スーツに合いそうな色になってきたネ。後は実際に紫と隣り合わせてみないと判らないんで「まぁこんなもんかな?」ってトコでスーツ色を塗りに懸ります。
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⑦マスキング。
⑧紫スーツのベース色は「ピンク」、コレは赤スーツの場合も同様。とっても発色の良い色になりますよ。
⑨ピンクに白でハイトーンを入れました。しかし後でわかったんだけどコレは不用、下地はピンクのみで行った方がエエ感じのグラデーションになりますわ(ハイトーンの白部分でヤヤ濁った印象になる)。
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⑩そして純色バイオレットを吹付けた。単色のみの強弱だけでこうなるんですが・・・なんだこの発色!アカン、肌をもう一階調は上げて橙色に寄せないと負けとるワ。って事で「肌修正」決定です^^;。
スグにも直したいところだけど、ココはぐっと堪えて、先に周囲の塗らなアカンとこからやっつけちゃいましょう。髪の毛以外は彩色済みにしとかないと、また微妙に色味を変えた方が良い場合も出てくるし。(ホンマは髪の毛まで塗ってからの方がエエんだけども、作業時間のリミットが近いのでマスキングの都合を優先)
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⑪ベルトのキワはアイズの7ミリ、その上下をキッチンペーパーで包んでその間をゾルで補填。
⑫サイコガンは塗り分けることにした。画像で判るかな?

サイコガンのブルーメタはどうも好きになれず、バレルがシルバーってのも如何なモノかと。サイコガンは末端まで「黒鉄色」ってのが自分のイメージなんでそうしか塗りません。しかしソレだとこの大きさ(30センチ)のフィギュアの場合は間延びしちゃうんで、同系の素材変えなら良いのでは?って感じ。
画像でみたらシルバーとグレーのコンビだけどソレはあくまでもベースカラー、ココから手を入れて最終はツヤも変えますよん。
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⑬本体のマスクを取りました。やっぱ肌色がパッとしない感じ。顔の周辺は筆の描き込みでメリハリが効いてくるのでこの状態からでもイケるとは思う。しかし腕はやっぱ直さんとなぁって感じ。腕を直すんならついでなんで顔にも色を入れるけどネ。
この段階からの修正ポイントはハイトップの明度をマズ上げること。かなりメリハリをつけておいた後はクリア系の塗料でフォローする。それでエエ感じになるでしょう。
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⑭因みにベースはこんなんです。ウェーブのベースに一段プラバンで楕円を追加、ソコにプラバンから切り出した「COBRA」のロゴを付けてある。このベースは同じくヘッドロングのブラックソードゼロにも丁度使用できる大きさだし、その他の30センチサイズの男キャラの場合にも使える。なのでレジンに振替えて量産体制、かなり重宝しとります。(ゾッドや三角頭にも使った・・・って全部赤尾クンのやん!笑)

さてサイコガン、ガンメタと濃いグレーの2トーンでそれぞれグロスとマットにツヤ分けする。しかしグロス部がソノ塗膜の為にナカナカ乾かない。マスクをするので更に数時間は置かないと後悔すること必至、取り敢えず一旦置きましょう。

・・・以上ココまでが現在の状態、これからの作業は<後編>でご紹介。本日中に完成させて更新するつもりだけどアカンかったらすんません^^;。どちらにしても最後まで記事は書くのでまた見たってちょうだい。

ほんでチェリーの製作記事はそれ以降に引き続き更新って感じで。

<つづく>

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CerryDarling MAIKING<その3>

この記事に関しては毎日更新しようと思ってたんスが・・・昨日わすれたんで本日2回目の更新。
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スカートの中だけどココって重要ちゃうん? 「作るなら作る、埋めるなら埋める、どっちかにしてくれ!」って造作なんで躊躇無くボツ。ルーターでほじくり返して新造です。

ホンマはスカートも削って直した方が良くなるんだけど・・・弄りだしたら他も直したくなりそうなんでヤメ。エポパテの一発造型で行きました。若干オカシイが、そのままよりマシにはなってるんで良しとする。
Cherrykit3
ところで顔、いがんでるわ傷ついてるわでとても悲しい感じ。向かって左半分残しで右側を全面改修。更に豚鼻ってなんで?と思ったので最小限の造作でパテ修正。ついでに眼球も直したヨ。瞳のモールドが入ってるのはキット状態で見てると良いんだけど、自分の塗装だと邪魔なので。更にパテ盛りで球面ももっと出せるしね。

マシンガンは重量を支える部分でも有るのデ真鍮を貫通させてソレをバレルに見立てる仕様に変更。しっかし元の状態やけど・・・曲り過ぎやろ! ところでこのマシンガン、抜きは酷いが造作はかなり良い。恐らくドールのんを勝手に流用して抜いてると思われる。何故ならソコに付属する銃剣のモールドがヘロヘロだから。更に本体モールドから察するに、このマシンガンはイレギュラーだ(笑)。
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ランチャーの弾は必要か?とか思ったが、キットに付属している以上はあった方が良いだろうって判断。そのままでは右往左往するし、かといって固定しちゃうのもどうかと思ったんでニコイチにした。お客さんの好きな位置にチョンと置けるように二つを真鍮軸入り接着。これで転がる事は無く安定して置けますね。

マシンガンとベースは真鍮の差し込み式で良いとしても、それだけでは安定性が悪すぎる。反対側の足でソレを補う為にはビス止めか完全固定しか無い。完全固定は納品後に補修が必要になった場合に修正がしにくいので却下。ビス止めは自分がよくやる方法だが、キッチリ加工すれば相当な強度を維持出来るのは今までの経験で実証済み。

実際にソレで固定してみたら完全固定するのと同じくらいではないか?ってくらいの強度になった。更にユニクロビスが固定軸になっているので更に強いかも。まぁねじ山をナメなければって話しだけど。

で、やっと塗装ですな(笑)。

(つづく)

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CerryDarling MAIKING<その2>

「さぁデカール貼りだ!」とその前にこのベース、ケッコウ下処理が必要な感じ^^;。「こんなに単純な形状のモノなのになして?」ってくらいに歪んでる。「いやぁあの大雑把な国の事、平滑面ほどアカンのかもよ?」・・・などと言うてても仕方ないので面研です。上下側面、つまり全面を粗研ぎするんだけど研ぎだけでは面が揃わない。

おおかたの凸部を削った後にオールポリパテコーティング、そして再度面研だ。しかし一発目で埋まるのは凹んだ部分のみ。更にポリパテコート&面研でおおよそ揃う。完璧にするには更にあと2~3回は同様の作業が必要かと。

・・・マジうざい。

「今日はこの辺にしといたろ」よろしく適当に切り上げることにした。いやぁしかしデコパージュを使っててコレって相当適当な成型ですなぁ、これでマトモな価格で販売するとわ・・・恐るべし米国。
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下地処理&下塗り完了後はお楽しみのデカール貼り、画像では判り難いと思うケド相当シワシワです。ここで使用するのは怪物屋からガメてきた「マイクロセット」&「マイクロゾル」。それぞれ日本で言うところのマークセッター&ソフターって感じかな?しかし微妙にちゃうような気もする。マイクロセットは酢酸系の強烈な刺激臭、そこから推測するにデカール地を「良い具合に」浸食してると思われる。それでガッチリ食いつかせる液体なんだと勝手な推理。・・・ホンマのとこどうなんかは判らないが(じゃあ言うなや!)。

平滑面でのデカール貼りでは何を使っても良さそうだけど、このマイクロセット&ゾルは聞けば凹凸面への馴染み方が尋常じゃないらしい。そんなデカール貼りって自分にゃ今のところ無縁。しかし「良さそうだゾ!」って気配だけで使ってマス(笑)。

この製品はマイクロスケール・インダストリーって会社のんだけど、その他デカールに関すいろんな種類の商品が出てますヨ。HPはこっちで、怪物屋記事はコッチ海外に行く度に補充してるようなので、在庫が無くても言うときゃ入手可能かと思います。
Cherrybase2
貼った直後はシワシワだった表面が数時間経つとピッシーッとなってます。で、念のために半日は置いてからラッカークリアーでコート。いつもは一日かけてクリアーを積層して研ぎ出すんだけど、今回は経年ポスター風仕上げの為に「つや消しクリアー」の数回どまり。ピッカピカのツ~ルツルでは以降の描き込み作業がやり難いからね。

因みにこの時に使うつや消しクリアーは前ログで紹介した「HGサフ/ウェーブBJ」の姉妹品、「HGクリアーつや消し」です。正直そのつや消し具合は足りないと思うものの、その塗膜強度がごっつ魅力的。本来は「つや有り」に比べて相当塗膜の弱い「つや消し」だけど、この「HGクリアーつや消し」はケッコウな強度が期待できそうな塗面に仕上ります(その肉厚感と密度感がそう思わせる)。

別に剥離テストや曝露試験をしたワケでは無く見た目で判断してるんだけどネ^^。本体にはあんまり使わないんだけど、ベースに多用してるが良い感じなんでオススメ。(逆に1~2分くらいの「つや」が欲しい場合は本体にも使う)

ここまで来たら仕上りが見えて来たので本体に移る事に、最終仕上げの段で全部まとめて「筆で」一気に仕上げるって工程。

(つづく)

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CerryDarling MAIKING<その1>

ほんでは製作記事をば。
Cherrykit1
お仕事はレジンリアリティー製チェリーの製作依頼。因みにキット名は「マシンガン・ガール」 う~ん、バリバリ無版権の匂いが・・・(笑)。まぁ洋キットは殆どがそうで、ファン活動程度の事に小うるさくないって風潮がやっぱ良いですなぁ。ビバ洋GK!

さてチェリー、画像は仮組なんスがご覧の通り雰囲気が良いです。細かい部分については以降の記事で突っ込んで行くとして、なんや言うてもこのイメージ的な部分で「イイぢゃん!」と思えないキットは良くは仕上らない。ソコは製作者側のモチベーションに関わってくる部分なんでとっても重要。そう言う意味で倒れそうなモールドや抜きでも「いっちょやったろか!」と思わせるキットだと思います。

通例の如くマズはベースから作業に懸る事に。なぜならコレを最後に回すと適当に済ませてしまうから。延々と本体に手を入れた後のベースってやんのシンドイもんね。

ベースまで行き届いてるかどうかで完成品全体の見映えが随分違うんだけど、ココを流す人ってケッコウ多い。逆に気合を入れ過ぎる人も居て(海外に多いな)それもどうかと思う。なぜならあくまでもソコはサブ、本体を引き立たせるが為のもので有るから。
この辺のサジ加減って微妙なんだよねぇ。過不足無いベースを仕立てる為に使う脳みその領域は本体以上ではないか?と思う事もシバシバですヨ。
Ghdvdbook
って事でDVDやメイキングブックでイメージを膨らませます。しかし塗る為と言っちゃあ揃えすぎですね、ハイ。単純に好きなんです、ロドリゲス作品が。因みにこのDVD・BOX購入の決め手は「PLANET TERROR」と「DETH PROOF」の間に流れるフェイクCMが見たかったから。・・・とは言え、余計なもんも多く収録しててグロスで値段を吊り上げる日本のDVD事情には閉口しちゃいますね(その策略にまんまとハマってる自分が嫌)。

上で「雰囲気が良い」と書いた同品、ソコは間違い無い・・・しかし色んな意味で粗悪品なんです、コレ^^;。まぁ洋GKらしいっちゃそうだけど、日本のキットに慣れた人には辛かろう。しかし製作者に結構な部分を依存する洋GK、だから面白いって部分も有るんだけどね。

とにかく仕上げです。もうJAPAN製の軽く二倍以上は懸りますね(・・・いや三倍以上かも?だってパテ造作もしないとアカンので。)それでもおっつかないんだけどソコはそれ。どうみても短時間で作られた原型にはイキオイがあるし、そうでないと出ない味ってもんがあります。日本製でそういうのにナカナカ遭遇しないのは国民性なんだろう。どっちがエエのかは好みの問題だけど、自分はそんな洋GKの方が好きかな?・・・だから文句を言いつつも仕上げますヨ(笑)。

キットに付属のベースは単純にデコパージュをレジンで抜いただけのものと推測。しかしその大きさやシンプルさはビンゴ。本体にとてもマッチしています。多分ディーラー側はソコまでの考えは無くタマタマそうなったんだろう事はソノ他のキットを見れば判る。アンドこのキットには別料金のゴージャス・ベースも用意されているがケッコウ悪し^^;。

ベースのイメージは、そのシンプルさからポスターの意匠を流用する事に決定。コレはキットとベースを見た瞬間にひらめいた・・・ってほど大層な事ではないケドね。誰だって思いつく程度の事だとは思います、ハイ。
Cherrydecal
一応立体ロゴプレートも付いてるけど、精度が悪いしなによりダサいので使いません。ロゴは見映えを良くする為には重要なので、マズはソース探しから始めます。

グーグルで「PLANET TERROR」と英字入力して画像検索をすれば、すぐに適当なトレスネタをゲットできる。(エエ世の中ですなぁ) そのJPEG画像をイラストレーターでベクトル化。一部変更してデカールデータが完成。

手順は図を作ってみましたヨ。

ここから先はアナログ作業、如何にフィットさせるかは経験と実績がモノを言います・・・ってほどコレまた大した作業でもない。

(つづく)

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下地剤

Primersurf
「海外からの依頼(スイス編)」記事はマタ今度、ネタを温存しときます。たまには製作に関する記事でも書いた方がエエよね?

画像は自分が常用している下地類。GK製作において下地はごっつ重要です。「失敗すればやり直せば良い」んだけど、それにもキッチリ処理された下地があっての話。ココがまずいと後々イヤになる事が多いんで神経を使う部分なんですな。

とにかく頑張らないとイケナイのは洗浄だけど、折角キッチリ洗ってもその直上に来る密着剤の性能が悪いとコレマタ問題。って事で「何を使うか?」は自分が納得したモノに限ります。

まずはプライマーについて。

「FIXプライマー/透明」が市場に無いので代替品を用意せねばならず、かといってソレに匹敵するプライマーは見当たらない(有るんだけど入手が・・・)。しかし「追いつかないまでも”使える”のは有るハズ」って事でチョイスしたのが画像右の「マルチプライマー(Finishers)」。「良いらしい」との評判は聞いていたんだけど、そんな理由で最近になって使い出したんス。

エエですな、コレ。

価格が少々高い印象が有るけど、その性能を考えると全然OK。なによりハンドピースで吹けるのが魅力だよね。またその吹き付け感がとてもスムーズだし、問題の密着性もケッコウ良い感じなので常用決定。今のところコレの使用に関して不具合は無いのでオススメ。

次にサフ。各社からイロイロ出ているし、一通りは使った事がある・・・が、どれも良くない。塗装品の下地にサフを使う事はあまり無いがコレが原型となると必須、だから塗装下地としての性能より「原型に適しているか否か?」が選別基準となる。

吹き付け感や乾燥時のツヤ、研磨感などトータルで最も使い易いと感じたのが画像左のサフ。これまたハンドピースで吹けるってのが良い。商品は「HGサフェーサー(ウェーブBJ)」、200ccの大瓶を希釈して使うので相当もつ。その辺を考えればこの価格は全然高くは無いんだけど、ウェーブBJでの専売のみってのが買う方にしてみれば難点。(ウェーブBJ以外では売って無いみたい)

ケッコウ前から手持ちが切れてて、その間は他のサフに手を出すもやっぱダメ。自分の感想だと思って欲しいんだけど、「やっぱHGサフやないとアカンわ」ってくらいに他社製品とはその「性質」に違いが有ると感じる(「性能」では無いヨ)。

・・・なのでやっぱ買いました(笑)。

1,360円のモノを買うのに楽天ウェーブだと代引送料で1,050円。商品自体が高くは無いと思ってもこの比率は購入するのに躊躇する。なので直販のネットショップで買った。これなら送料が600円懸るだけなので。(代引きダヨ)
それでも一本買うのにコレでは・・・って事で二本買う。そうすれば一本当たりのコストは1,660円って計算なのでまぁ許容できる範囲かと。

ん、待てよ1本を消費するのに懸った時間は・・・二本あったら多分2~3年は持ちますがな! コレが趣味的に使う人なら10年は買わんでエエんちゃう?って分量です。冷静に考えたらケッキョク無駄にお金を使ってるなぁと^^;。

さて次の記事は依頼品の「作業面」について書こうと思ってマス。

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海外からの依頼<お客さんコレクション>

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どうにかこうにか仕事として終了したゾッド、その後お客さんから「フィギュア・フォーラムに画像をアップしたら評判が良かったヨ」ってメールが来た。・・・で、それを機会にちょっとお願いをしてみる。
(横の画像はお客さん撮影)
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自分が気になったのはその事よりも、その人のコレクションとかその展示施設。どうもセレブっぽい印象があったので、その設備に金をかけてるんじゃなかろーか?と。その層の人は大概広い家に住んでるだろうし、陳列も気合が入ってるだろうからソレを見せてくれって感じ。
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・・・汗、想像を超えてますがな^^;。もう、こないに裕福なら値切るなや!とか思いながらも、得てしてそういう人だからこそ溜まるんだろうなぁなんて。

しかし凄い。立体物ってのはスシ詰めにするとお互いのフィールドを干渉しちゃうもの、可能であればスペースを空けて展示するのが好ましい・・・とはいえ、日本の住宅事情でソレが出来るコレクターなんてそうそう居ないと思う。コレだけのスペースをそれぞれのフィギュアに与えるってのは、そのお金をかけたキャビネット以上に贅沢です。
Collection_viewing02
・・・まぁ更に上を行く人が居るんだろうけど^^;。

さて次はスイスからの依頼について。これまたイロイロと大変でしたよ~^^;。

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海外からの依頼<その2>

自分でやってても時が経てば忘れちゃうんで記録がてらその事を書いておこうと思う。では本題、依頼を受けるに当たって考えられたハードルは3点。

①英語でのやり取り
②集金方法
③発送

①英語でのやり取りは②と③に関わらない部分に関しては殆ど英訳ソフトを使って返信した。自分みたいに英語のレベルが低い人間が相手にモノを伝える場合、「ダイレクト且つ正直」にってのが良い。センテンスを短く、そして伝えたい事を明確にするのが肝要かと。

例えば日本語で納期の遅延を要請する場合・・・
「申し訳けございません、当初予定していましたスケジュールがずれ込んでおり着手するのが遅れております。つきましては納期の延期をお願いしたくメールを差し上げました。」

普通の日本語だけど、実はコレってかなり回りくどい。要は「納期を延ばして欲しい」って事と、「まだ手をつけていない」って事。ソレに対する「謝罪」ってのが上の文章です。
これをそのまま英訳ソフトにかけると、多分ワケの判んない文章になると想像できる。因みに「・・・ワケの判んない文章になる。」と断定しないのは英訳された英文を見ても自分にはそれがまともな文章かどうか判断できないから(笑)。ソレを言ったらセンテンスを短くした文章がまともかどうかも判らないけど、少なくとも接続詞なんかを省略できればできるほどシンプルな文になり、だから判りやすいだろうって判断。

そしてソレを補う為に、英文変換した文章を更に和訳して修正をかけていきます。最終的にはカンだけど、英訳~和訳した文章が「まぁ意味は判る」って程度なら許容範囲なんじゃないかな?

そのカンに基づいて上の文を解体すればこうなる。

「私は忙しくてまだ仕事を始められていません。」
「だから納期が遅れます。」
「ごめんなさい。」

コレを英文にすると・・・

I am busy, and it is not begun work yet.
Therefore I am behind with the appointed date of delivery.
I'm sorry.

めっちゃシンプルです。非常に頭の弱い感じの文章でもあるので抵抗はあるけど、コレなら言わんとする事は相手に伝わるでしょう。勿論これで気を悪くしてキャンセルされる事も覚悟してのやり取りです。

今回はこの依頼を受けてから納品するまでに30往復のメールのやりとりがあったけど、途中で気を悪くされた事もなく(・・・と思う)「受注~集金~納品」と相成りました。

②集金方法と③発送に絡むメールでは正確に相手の意図が判ってコチラの意思も伝える必要が有るので、堪能な人のフォローが必要。怪物屋関係でそんな人が居るので受注しても納品まで漕ぎ着けられるだろうと思ったワケです。

自分は気付かなかったけど、どうやら金額を伝えたメールでは値切られてたらしい^^;。その返信を見事に「やんわり」断わってくれ、言い値で受注できたのはこの人のおかげです(J-BOYさんありがとう♪)。

次に②集金。クライアントの要望はペイパルだったけど、自分は口座を持ってません。作れば良いのかもだけど、その口座から現金化した経験の有る人が周囲に居なかった。現金化までの詳細が良く判らなかったので今後の課題として今回はスルー。「国際郵便為替での集金が最も安全でまぁまぁ速い」・・・との薦めも有り、またクライアントもその支払い方法に了解したのでソレで行く事にした。

その方法を書いておく。

相手にコチラのA.氏名・住所・電話番号を伝える。「国際郵便為替を発行できるポストオフィス」へ行ってB.為替を発行してもらい、それをC.「EMS」でコチラに送付してくれと頼む。

この時の注意点は三つ。

A.氏名・住所は「ローマ字で正確に」書かれていないと換金できない場合が有る。電話番号はEMSの送り状に必要。
B.為替は表題が「INTERNATIONAL POSTAL MONEY ORDER」ってなってるモノである事。(米国内だけで通用するものじゃダメ。)
C.EMSが最も速く安価らしい。実際、先方が発送して手元に届くまで3~4日だった。
※因みに為替一枚の上限は$700、ソレを超える場合はもう一枚必要らしい。

P.O(国際郵便為替)が手元に届いたら、本人確認のできる証明書(例えば運転免許証)とハンコを持って郵便局へGO。P.Oに裏書、捺印したらその日のレートで即換金、シンプルです。

最後に③発送。EMSしか思いつかなかったのでソレで。換金できた事を確認して発送するんだけど、米国本土の場合はインボイスは不要と聞かされた。なので送り状だけで(送り状にインボイス的な記入欄があるしね)。

税関で止められると厄介だし課税されるのもバカらしい。「双方合意の上で」内容の記載には嘘八百を書いておく(笑)。例えば今回、品名は「PLASTIC TOY」にして原産国は「JAPAN」 個数は「1」価格は「JPY10,000」、「GIFT」にチェックして発送しました。その代わり破損などの補償は¥10,000までって事かな? 

EMSの補償は¥20,000が上限で、ソレを超える場合は料金上乗せ・・・ってもそんなに高くは無い。ただ高額品の場合、検閲が厳しくなるのは明白なのでやめといた(怖いけどね)。

「必ず税関で開けられるので簡易包装の方が良い」と聞いたがなにぶん空輸、到着した地上での開封ならまぁ良い。それよりソコに至るまでの方が怖いと思ってガッチリ梱包しました・・・怪しさ満点の二重梱包とか二重底で。

キットと違って完成品の搬送は国内でもビビル。それがアメリカくんだりまで行くってんだからかなりドキドキもんです。着いたヨ~との報告が有り、且つ問題も無さそうなのでめっちゃホッとしました。

因みに小包の発送から到着まではだいたい4~5日ってところ。まぁ上々ではないでしょうか?しっかし手数料とか結構懸りまっせ~。為替の換金手数料をレートの差異で支払ってる事になるのかな?そこで3500円ほど減になって、EMSの輸送料も同じくらい(2kg以下)。請求額は余裕を見て算出しないと損します(今回自分は計算通り、殆どビンゴでした)。

かなり手間を食うしハラハラドキドキの連続ではある。しかしそう難しい事では無いし、やってりゃ何かに繋がるかもしんない。なにより国内だけってのよりシェアは全然広いわけで、世界的に不景気だっても金の有るヤツはゴマンと居る。この先続けて海外取引をやって行くかは判らないケド、機会が有ればドンドンやろうと思ってる。

で、このお客さんとはその後もメールのやりとりが有ります。すんごい展示設備を持っているので次回はソレをご紹介。

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