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CerryDarling MAIKING<その4>

なんか間にイロイロと記事を入っちゃいましたが、チェリーの製作記事を再開しますネ・・・っていきなりこんな状態で申し訳ない^^;。

Cherrymask作りながら写真を撮るなんてライターの人達はすげえなぁとつくづく思う。これが原型なら数日でそんなに劇的変化も無く推移して行くんだけど、塗装の場合は一日でケッコウなとこまで行っちゃう事があります。
特に集中しだすとペースは上がるんで。(ホント言うとここまでの作業には2~3日は懸ってるんだけど必死こいてやってたら撮影するのを忘れてた)

この段階での塗装済み箇所は目と肌とブーツとブラジャーとパンツにスカート。まぁ殆ど全部で、この後にやる事はメタル部の塗装と髪の毛くらい。
がしかし!コレはあくまでもハンドピースでの塗装って事なので、自分的には完成には程遠い。マスキングを除去してからが勝負で、そこからが面白くってシンドイ部分です。

マスクはマスキングテープとゾルを併用。稜線の直線部分はアイズの7ミリメイン。その他関節部分や尖った部分、手で持つであろう部分などもマスキングテープ。その他曲線部分や広域面はゾルを使う。使用しているのは怪物屋のモンスターゾル、使いやすいので私的必須アイテムだ。

Cherryspraywork1で、そのマスクを除去したのが次の画像。う~ん、まだまだイケてない。そりゃ調子はつけてるけどしょせんハンドピース、やっぱ筆&刷毛で抑えないと締まらないね。
筆と刷毛で何をやるかって?描き込み・ウォッシング・ドライブラシでんがな!基本ですよ~ん。それぞれの役割を一応書いときます。

◆描き込み・・・メイク&稜線部のシャドウ
◆ウォッシング・・・テクスチャーやシャドウ
◆ドライブラシ・・・エッジを起こす

正直これらをメインにしてハンドピースでの塗装はベタ塗りでも良いくらい。ただソレだとごっつ時間が懸るのである程度は吹いておく方が良いだろう。塗る面積はハンドピースの方が多いけど、しかし掛ける時間は筆・刷毛の方を多くする。コレでピリッとスパイスの効いた塗装品になるハズ。
つまり、「筆・刷毛で出来る事が多い人ほど上級者」ってのが自分の基準。更に言えば、この部分が多いほど市販の完成品と差が出ると言う事になる。なぜならソレをするとお金が懸るから。

中国工場の塗装レベルはかなり高く、料金に糸目をつけないのであれば相当なクオリティーで仕上げて来ます。「言うても中国の工員がやってんねやろ?」とか思ってちゃ~イカンですよ。一発目は専門の色解析師&彩色師が居て彼らが再現するって事なんで。相当数をこなした「腕だけで言えば一線級」の人が塗るって話。

実際にそのファーストペイントを見た事が有るんだけど脂汗が出たもの。いま市場に出まわってるのは企業側の都合(金銭面)でレベルを下げたモノだったりする。それでも上手いでしょ?

Cherryspraywork2閑話休題。
ココからはマズ周囲から「締めて」いきます。マスク漏れも有りますなぁ^^; ま、この辺は適当にエナメルでチョチョっと修正って感じで。

髪の色は「中間色」、この色をベースにウォッシングとドライブラシをしてメリハリをつけていく。ブラなどの明るめの色の部分は最終的にしたい色より1~2トーンあげておく。ここが暗いと筆での調子付けの幅が無くなるし、逆に明る過ぎると時間が懸ってしまう。あくまでも同系近似の明るい色にしておくのが良い。そう言う意味で髪の毛の中間色も考えている色の中間色より明るめです。

そして一番オイシイ部分の「フェイスメイク」。フィメールフィギュアをやっててココが一番楽しいですな!そしてココが一番のキモでも有る。「目の描き方」とかで特集が組めるほど、またソレを聞く人が一番多いんだけど・・・まぁソコはまぁまぁ出来てりゃ良いんじゃない?ってのがホントのところ。

そんな事より「印象が決まる」再重要工程は「アイシャドー」を含む目の回りの陰影ですよ。瞳はねぇ、光りの入り方を工夫したり描き込む事でけっこう誤魔化せるんですわ。なんならベタ塗りに光りをチョンでも印象的になるんス(スケールにもよるけども1/6くらいのセミリアル系までならソレでもイケる)。ソレだとアレなんで依頼品にはしないケド。

でも「アイシャドー」は違う。確実に「ドロー(絵描く)」です。コンマ数ミリの間にグラデや抑揚をつけないとイケナイし、何より「筆入れ・筆抜き」の妙が問われる部分だから。判り難い?擬音表現すれば「スッと入れてシュッと抜く」って筆使いが要るって事(余計判らんか?笑)。
まぁ参考がてらドールのアイメイクを参考にすると良い。中にはホンマに上手い人が居るから。

Cherryfacedrawメイク前とメイク後の画像を見てみよう。かなり印象が違うでしょ?自分はフィギュアの彩色師だから実際の化粧品の事は判らない。でも基本的な考え方は同じだと思うんス。使う色やその色を置く場所で顔の見え方を変える事ができるんだけど、これって実際のメイクも多分同じ事だと思う。Tゾーンにチーク、アイホール等のポイントを出したり入れたり左右に振ったり・・・って操作だからね(前記事にも書いた視線誘導ね)。

マスク除去直後の画像から肌の部分にハイトーンカラーをエアブラシ、この時にTゾーンもやっちゃいます。(そのほか「お乳上部」と「鎖骨のトップ」、「肩トップ」あたり) 合わせてチークカラーも少々吹付けつつ、顔サイドやアゴ下あたりをシャドウ吹き。

メイクは資料とにらめっこして筆で描きこむんだけど、実は一回失敗してる。何も見ずにいつもの通りやってると超ケバくなっちゃった^^;。このキットってかなり彫りが深いんだよねぇ。なので彫りの深さを考慮してリトライした。
(エナメルで描いてるからエナメルシンナーで即リセット可能です)

因みに日本のキットの場合は、目が離れ気味で彫りが浅い傾向。対して海外キットは目が寄り気味で彫りが深い。おのずとアクセントのつけ方は代わって来る。

さーてここまで来たら後は銃器類の塗装とベースの仕上げ、次回で最後ですよん。

<つづく>

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