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COBRA MAIKING<後編>

トレフェス神戸1が終って次はホビコン東京07、前記事「COBRA MAIKING<後編前>」に掲載した完成品画像の製作記事の続きです。時系列で言えば前後してますがご容赦ください。ほんで現在はホビコン東京07に向けて更に修正をかけようと思ってるんですが、ソレについて今回は書かないでおきます(ややこしくなると思うので・・・って既にややこしいか?^^;)。

さて、それでは作業記事の後編を再開。

Cobravioletwork15⑮マズは前回の続きの「サイコガン」、グロス部をマスクしてグレーのマット部の塗装。・・・出来ました。あとは部分的に筆で調子をつけるくらいで終了。同色系のコンビだけど、あんまり嫌味は無いと思います。目立ち過ぎず沈み過ぎずの丁度良い塩梅になったんぢゃないかな?

Cobravioletwork16⑯いよいよ肌の修正。ハイトーンに今使っている一階調上のフレッシュを吹いて色差を明確にしてみるんだけど、その前にもう一回静脈を強調しておこうってな感じ。何回も顔料系塗料を吹いているのでケッコウ隠蔽されてます。
顔料系塗料を吹付けるのはあと少しなので、コントロールしやすい筆で描きこんでみようか?

・・・まぁこんな感じでイイんぢゃね?

「静脈を入れるタイミングは?」と聞かれる事が有るんスが、答えは「何時でも良い」です。フレッシュの下に入れるんなら濃く、上に入れるんなら薄くするだけの事。どちらが自然に見えるかと言えば「フレッシュの前に」だけど、コントロールが難しい。フレッシュがオーバーコートされるんで、どういう見え方になるのかを想像して色を作らないとイケナイ。
フレッシュの上に描くのであれば、他の色に影響されないのでビンゴな色を作れば良いが・・・逆に「描きあし」をぼかすのが一苦労。とまぁどちらも一長一短。

Cobravioletwork171819⑰んじゃフレッシュに行きましょう。・・・こんくらいでエエかな?(画像で見たら⑯との差は微妙、しかし現物はケッコウちゃうんですヨ)
⑱ほな橙系のクリアー塗料をシャドウ部に。
⑲ピンク(顔料塗料)で血行色を。

ええんでない?・・・っても画像じゃあんまり判らんかもねぇ、実物でも微妙やから。しかし⑰で完了させたモノと⑲までやったモノとではパッと見ケッコウ違うと思うよ。まぁそう思わんとやってられへんってのも有るケド^^;。とにかくコレで一応肌の修正は終了。全部組んだ後に更に吹付けるかもだけど、ソレは後の話。
しっかし結局いつもと同じような仕上りになってしまったなぁ^^;。う~ん、やっぱこの辺は今後の課題ですわ。

Cobravioletwork2023⑳髪の毛を塗りましょう。しかしその前に、顔の肌色やスーツの紫がかなり髪の毛に懸っているんで下地の白で隠蔽します(適当でイイよ)。
(以降工程順番の記載に変更:○の中の数字、20までしか変換しないのでドットで区切ります・・・敵んのう^^;。)
21.ハイトーン色を吹付けて
22.シャドウ色として黄色をムラ吹き。(適当にで良いんだけど、影になる部分を意識して)
23.パールを吹付けて髪の毛の下地完了。

Cobravioletwork242524.ココでマスクを外して以降の作業に移ります。画像を見れば判るかと思うんスが、いくら丁寧にやったつもりでもゾルを使った場合はその境目は「モケモケ」(塗料バリ)になりますね。「だったらテープでマスクを・・・」って人も居るかもだけど、自分からすればソレはナンセンス。この部分にソレをすると相当時間を食うことになるが、完成後にソレをしただけの効果は期待できない。
「誤魔化せる部分」では最低限の仕事で逃げておいて、時間と特に「気力」の節約をした方が良い。根性を入れるなら以降の絶大な効果が期待できる「描き込み」に賭けるのが道理かと。そしてこの「モケモケ」はあるていど爪楊枝の先やピンセットなどで「おおまかに」掃っておきましょう。

25.多少「バリカス」が残っていたり他の部分にも散らばるかと思うケド全然OK。そのまま上にゾルを塗りつけて乾燥後に一気に引っぺがせば隅々まで綺麗に除去できます。仮に必要な部分の塗料まで剥げる場合も有るかもだけどソレは気にしない。コノ段階で剥げるなら「密着していない」って事なんでその方が良い。下地までいっちゃってる場合はソコに上からプライマーをチョンと塗って、適当な色で補修しておく。
適当な色ってのは近似色って事ね。この段階でキッチリ色を合わせなくても良いのは後にオーバーコートがあるから。(目立たなくなるよ)
補修に使う塗料はエナメルで良いが、その後にラッカークリアーで保護しておこう。後工程にウォッシングが待っているのでエナメルのままだと一緒に流れちゃうからね。

Cobravioletwork2626.ウォッシングしましたよ~。コレだけで随分引き締まるでしょ?ウォッシングやドライブラシを嫌う人が要るけど、模型塗装においてこの2つはとても重要でコレ無しでは成り立たないって類のモンです。ザックリ塗る人のそれらが汚い印象を受けるからって理由だろうけど、ソレは「雑」にやるからですヨ。ソレがAFV系でも上手い人はホントに丁寧にやるので美しく仕上ります。使用用途の基本的な考え方がエイジングやウェザリングなのでザックリとやっちゃうんだろうね。それでも鑑賞用のモノなのでソレではアカンのです。アイテムがなんであっても「綺麗に汚せ」って事ですね。
コレがフィギュアの場合、そういう用途もあるけどそれ以上に陰影やハイライト・・・つまり「光の表現」として使います。なのでグラデーションを意識しながら作業に当たりましょう。また場合によっては単色で終らせるのではなく複数色を掛け合わせたりもします。

このコブラの髪の毛の部分は単色のウォッシングだけど、頭頂部に行くほどに色を薄くしています。ドライブラシは今回はしませんでした。ウォッシングした塗料を一旦乾燥させてエナメルシンナーで明るい部分を拭取ってます。ベース色が明るいのでそれでもOKだし、下地のパールをなるべく残す為でもあります。
まぁコレくらいの明度差があれば後のオーバーコートで色を出しやすいだろうってんでこの辺で切り上げます。

Cobravioletwork2727.最後にクリア塗料でアクセント付け。この時にマスクはしませんヨ。顔や服に色が懸っても良い・・・というか、少しは懸らないとアカンので。「ハンドピースを使いクリアー系塗料を吹付ける」というのは、立たせたエッジや稜線を「馴染ませる為」に他ならないワケでソコにマスクをしちゃうと「意味ねーじゃん」って事になっちゃいますヨ。
このコブラの場合、隣接する色替え部分に懸っても良いクリア塗料の色は「赤みのブラウン系」ですな。「赤みのブラウン」は金髪のシャドウとして最適。紫スーツに懸ればソコはシャドウ色として馴染むし、なにより肌のシャドウにも使う色なのでモチロン肌に懸ってOKです。

とはいえ「なるほど!」って事でドカ吹きしたら折角のメリハリが台無しになりますよ。クリア塗料は使いやすい反面、厄介な塗料でもあります。褪色がその最たるもんだけど、それが混色クリアーの場合は顔料系の上に掛けると場合によっては変色するし発色を阻害したりもする。「ぼかすのに最適」とか思っている人は特に要注意で、調子にのって吹きまくった挙句に抑揚の無い仕上りになってる事がままあります。「クリア系塗料はアクセントと割りきり、基本の塗装は全て顔料系を使う」・・・のがマトモな塗装。

丁寧に細吹きでアクセントをつけつつ、時には離れて見ながら塗りましょう。(時には離れて・・・ってのが実はとっても重要)

Cobravioletwork282928.全身の色が切り替わる部位を筆で抑えて輪郭を引き締めます(補修込)。で、各パーツを取り付けてベースにセットしたら完成です。
29.最後に目頭あたりの白目部分にホワイトを入れて「目線を強制」しました。目線は最初から最後までずっと合っていたんだけど、ソレは常に目に自然光が入った状態で見てたから。もし合っていないと感じたら、アイシャドウや目の周辺の描き込みの段階で調整するからネ。
じゃあ何故合っていないと感じたのか?白目のシャドウが目頭の方が若干きつかったからです。もとより彫りが深く眉間に向かって視線が集中する造型、その彫りの深さゆえに陰の落ち方もケッコウなもんです。更にソコに濃い色が来たので瞳の位置が寄って見えるんですな。いわゆる「錯視」ってヤツです。だから「位置は正しいのに寄り目に見える」って感じ。
だから白を目頭に置けば問題が解決です。白目は元より純白ではなくライトグレー当たりが一番明るい色に調整しています。なぜなら人の白目は実際は白くないから。更に球面を演出する為にさらに濃いグレー系の色で周囲を抑えている。ソコに「白」という色を置けば飛びぬけて明るい色になりますね?ソレを目頭に置けば、おのずと目尻側の方が濃い色になる。つまり瞳は目尻に引っ張られるって寸法です。

いま重要な事を言いましたよ(笑)。

「色の階調による操作」、コレがメイクの基本でも有るワケですな。コレに彩度調整や色の配色によって見る人の視線を誘導するのが塗装です。・・・ってもモールドが有るもんなんで限界はあるけども。

以上がコブラの塗装について。参考になるのかどうかはわかんないけど、全部はやらなくても大筋で判ればトライしやすかろうと思ったので。このキット自体は非常に組みやすく、また塗りやすいです。またその造作はかなりイケてると思うので持ってて良いんじゃない?なにせあんだけカッチョ良いコブラでありながらそんなに出てこない立体物、しかもGKだし。値段も良心的だよね~・・・ってエライ宣伝してるな俺^^;。
ともあれこの機会にどうすか?

Cobravioletcomic<補足>
なんで紫スーツやねん!って人も居そうなのでちょっと。

紫スーツのコブラってのも有りなんだとか。寺沢武一の作画で有るそうな。なのでコブラファンの中にはコッチの色の方が好きだって人も少なからず居るんじゃないかな?自分は赤尾クンに教えてもらったんだけど、ソレがピンと来ないほど赤スーツが定着していたって事なんだろうね。配色はどちらでも良かったんだけど、一回赤を塗ってるから「紫で!」ってリクエストに飛びついた次第です。
因みに塗り方自体は赤も紫もそう変わらないよ。使う色が違うだけと思って差し障りないかと思います。それでは検討を祈る!因みにコミック画像の転用なんで一応(C)表記しときます~。

(C)A-GIRL RIGHTS

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