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The painting of Pyramid Head

Rptworkbody明日は「ホビコン東京07」って事ですが、自分は行きません・・・ってか行けません。なので大阪よりエールがてらHEADLONGの三角頭の塗装記事を書いときます。しっかしココんとこACCELじゃ無くなって来てるなぁ^^;。

では塗りましょう。「三角頭」とはその名の通り頭が三角、そしてデッカイ。頭頂部にあって面積が広いとなれば視線はソコに釘付けになる事間違い無し!・・・なんて言うまでも無いと思うけど、フィギュアにおいてこの「広い面」と言うのは思いのほか厄介です。

「間がもたない」

Rpt3rdcolor02・・・んですな。GKにはかなり頑張ったモールドが入っては居るけど、それでも単純に塗っていたのでは「のっぺり感」は否めないでしょう。塗装とモールドとの合わせ技で1本を取りに行く必要がありますね。って事で今回の塗装記事はココに絞ってお送りします。

前回自分が塗ったRPTはソレまでやってきた金属表現の延長線上の塗装を施すって感じでした。それでもこの面積、延々とチマチマ吹きつづけてた記憶が有ります。しかし今回は根本的にやり方を変えてみましたヨ。また、考え方も変える事で違うイメージに仕上ったと思います。(ってか実際には前に一度やってるんだけどネ)

三角頭は「レッドピラミッドシング」とも呼ばれます。つまり三角部分は「赤い」って事。金属っぽいその質感から「赤」は「サビ」と連想しますよね?(プラス血?)錆びるのは鉄って事で、そのエイジング表現を基本として塗装した方が良いだろう・・・ってのが前回。だからサビ的な色は控える方向で、その前段階の黒ずんだ状態をメインにもってきてました。金属地をソコソコ残しつつ、返り血を点在させる事で「レッド」って寸法です。

コレはリアリティーを求めた結果そうなった。だって錆びだとしてもあそこまで赤いのって不自然だもの。劇場版もどっちかってーと黒いぢゃん? がしかしコレで「レッドピラミッドシング」か?と言われると窮してしまう・・・三角頭では有るけども。そうは思っていても「赤く塗るべきだったのか?」と何処かで思っているんでしょうな。

赤く塗るとなれば話は早い。「興醒めな事は考えず赤をメインに括弧良く見せる」、この方向性でやるだけだ。なんで赤いの?ってきかれても、だから「ワカンナイ」と答えましょう。なんか目立つし「処刑人」って感じぢゃん?

Rptwork01①とはいえ多少の金属感は残したいところ。なのでマズはシルバーを下地に使います。最終的に残したい部分をマスクして、それ以外を全部赤・・・と思いきった方が良さそうです。黒く塗ってる部分があるでしょ?ソコが最終的にシルバー地が残るところ。「エナメルの黒」で適当に塗りつぶしておきます。コレは「マスキングの下書き」ですね。線で書くと良くわからなくなるので塗りつぶした方が良いですヨ。黒を使うのは下地が光っているので黒じゃないと判別しにくいから(工程⑦の理由も有り)。

その黒く塗りつぶした部分をゲージにしてマスキングゾルを塗って行く。ココは適当、大体で良いです。黒ベタより退けるならハミ出している方が良いくらいで。(シルバーの範囲が広いと感じてエナメルで修正を書ける場合、逆にシルバーを足すより金属感が維持できる)
因みにピース吹きするシルバーはかなりメタル感の強いモノを使うほうが良いと思いマス。なぜならこの後に相当色が被ってくるので。自分が使ったのは「Mr.カラー/スーパーメタリックのクロームシルバー」。

Rptwork0234②マスクが終ったらシルバーを白で隠蔽します。この時に濃いグレーを併用して陰影のイメージを作っておきました。
③その上からかなり発色の良いサーモンピンクを塗って赤の下地とします。
④赤は赤では無く。Mr.カラーのブラウン(7番)を使います。下地の明度が高く、このブラウンもかなり綺麗な色なので色の純度がソコソコキープ出来ますよ。ところでこのブラウン、茶色と言うより殆ど赤の範疇と認識するような色なので、例えばフィギュアの血行色なんかにも使う非常に重宝な色。持ってて良いんじゃないですか?

Rptwork056⑤マスクを剥したらこんな感じ。「下書きとして書いた黒ベタよりややハミだし気味のマスク」・・・そうなってますな。
⑥ウォッシングのために、ゴゲ茶を薄くしたエナメル塗料を全体に塗布します。溶剤分が多いので、「下書き用黒ベタ」は取れて行きますよ。しかし溝には色が残りつつって感じで良い塩梅。(凸部にも気持ち残しておこう)

Rptwork07⑦乾燥したらエナメルシンナーで拭取りです・・・が、ペーパーやウェス等で一気に拭取るのはヤメましょう。平筆などでムラムラに、調子をみながら拭います。ウォッシングは溝に色を残す目的では有るけども、同時にテクスチャーを描く感じで作業すれば風合いが出てきますな。且つ、面のメリハリやコントラストもこの時点で有る程度操作しておきます。ソレは後でポイント吹きをするゲージみたいな役割を果たしてくれるんです。

Rptwork089⑧「まぁまぁ風合いが出てきたな~♪」ってところで一旦ラッカークリアーでエナメル層を保護します。使うのはツヤ消しクリア。自分が塗る場合は殆どの塗装工程をツヤ消しで行います。ツヤ有りでは光りが反射するので正確な色が判らないってのも有るし、エナメル塗料が乗り難いってのも有る。
現状ではコントラストに乏しいので、「濃い目の黒(エナメル)」を適当に散らしとく。乾燥したら濃い目のエナメルは簡単には洗い落とせないんだよね。ソレが狙い。輪郭や完全に洗えない部分が残るし、丁度良い具合に滲んでくれるのでアクセントをつけやすくなる。それは直下の層がつや消しだからですよ。
⑨⑦に比べて金属部の不自然さがマシになってきています。

Rptwork10⑩ここで再度ハンドピースの登場。全体的につや消しなので今度はつや有りクリアーやツヤクリア系塗料(血のり色)でアクセント付け。ツヤでもメリハリをつけて行く作戦なんで、調子に乗って全体に掛けちゃうとダメですよ。例えば案外奥まったシャドウ部分なんかをつや有りにすると効果的。奥の方で光りが反射するってのはそれだけで複雑にみえたりするもんなんでやってみよう。

Rptwork11⑪⑩から更にウォッシングやドライブラシ、ピース吹きなどで抑揚をつけていく。金属部の馴染み方や色のコントラスト、ツヤのメリハリなど。今まで説明した事を順不同で繰り返し「欲しい雰囲気」まで持って行きます。色もビビッドな赤や紫、対して沈殿するクリアー系シャドウ色やつや消し黒、ラッカー&エナメルを総動員、この段階になると止めどころが判らなくなりがちなので休憩しながら時間をかけてやるのが良いと思う。客観的に判断できる時間を置くのも重要ですよん。

Rptworkhead⑫裏はこんな感じ。どうせ見えないトコだけど、全く見えないワケじゃない。ソコソコは仕上げておかないとネ。

⑬で、完成!
以上っスが、コレから塗ろうって人はちったぁ参考になった?ほんで「なんか塗りたくなって来たなぁ~」って人でキットを持って無い人は有明でGETだ!
Rpt3rdcolor01

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