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2012WF冬-ぶらっと散策(その6)

本日は「版権モノ」です。付き合いの長いディーラーさんのピックアップとなりました。単純に良いモノを作ってたからなんですが、いつも本気で造形に向き合って、毎回前作を超えるモノを作り続けている・・・という稀有なディーラーさんたちでもあります。

Wf2012win19アトラゴンGK
 
WF直前に紹介したので記憶に新しいと思いますが、やっぱり結構な反響のようですネ。宮崎さんは慎重な性格なので「自信が持てない造形物はリリースしない」ってスタイルは昔ながらです。・・・と言って年数を重ねればスキルレベルも上がるワケで、昔はOKと思ってたモノが今はNGなんて事が往々にしてあるんですよね。

つまり「やっつけ」ないなら昔より製作時間が懸ってしまうと言う事で、完成を待ちわびたお客さんも多かったのではないかと。その事を判っているお客さんが多いだけに肩に掛る「期待」という重石も加重され、そのプレッシャーを背負いながらクオリティーを引き上げて行くって作業だったんだろうと想像します。

しかもアイテムがあのガラモンです。半端なモンは出せないでしょうし、自身の幼小からの思いもそこに乗ってるワケで、そう考えたら真正面から向き合った造形なんだな・・・というのが自分の見方。

Wf2012win20原型はその人の解釈が基点に有るので、どんなモノを作っても賛否は分かれるだろうと思います。アトラゴンのガラモンについても皆が「これぞ究極」とは思わないかもしれません。ソレはソレで良いと思います。ただ、純粋にGKとしてどうか?と考えた場合、コレほど真摯に作られたモノも無いだろうって意味で当ブログで紹介させて貰いました。

GKは「出来の良いものこそ最良」とは思わない。もちろん宮崎さんが作ったガラモンは自分の目には出来が良いと映ってますが、そのことよりも「なぜガラモンなのか?」という部分と、「ソレにどう向き合ったのか?」と言う事の方が重要なんです。

人に訴えかけるには高い製作技術も必要ですが、もっとも重要なのは「製作者の気持ち」なんだと思うんですよ。だから自分は「宮崎さんがそうして作ったガラモンだから良い」と言葉を足しておきます。

Wf2012win21植物少女園
 
その活躍ぶりは自分が語る必要も無いと思いますが、最初のころを知っているだけに今の状態ってのがどういう事かが判ります(・・・のつもりって事で^^;)。
いままで多くの人に支えられてきたと思いますが、なぜ支えられたかが重要なんですね。ああ見えて凄いんですよ彼女、バイタリティーが(笑)。実際に作っているところを見た事は無いので想像でしか無いですが、精神的に追い込まれた事が多々あったのではないかと思えるんですよね。

それでも先に進もうと必死な状態を見れば、そら周囲に居る人なら手を差し伸べたくなるだろうと。ほっておいたら死んでしまいそうな雰囲気も有るし(笑)。

つまり彼女も常に真剣に造形に向き合ってる原型師って事です。昨今の活躍ぶりを見てれば忙しくてイベントに手が回らなくてもおかしくないと思うんですよ。しかし毎回WFに話題になるモノを当ててくる。もう尊敬に値します。

そんで現状の自分のスキルに無い事にトライする姿勢にもいつも驚かされるワケで、「こんな事が出来るようになったんや~」と毎回言ってるような気がします。

Wf2012win22今回の虎鉄とバーナビーを見て思ったんですが、自分が知ってる彼女のスキルでは今回の胸像は作れなかったハズ。確かに植園テイストになってるんですが、それは悪い事では無いですし、そうでありながら虎鉄・バーナビーだと誰が見ても判るモノになっているのが凄いんですよね。

「作家性」・・・商業原型をやる分には普通は邪魔になるモノですが、GKの原型だとこれが無いとやっていけないと思います。特に加速度的に普及していくであろう3D原型に対抗できるのはコレだけではないかと。
彼女にはソレが有り、商業でもソコを買われて依頼をうけている稀有な原型師と言えます。「石長櫻子」という名前で商品を買ってくれるユーザーが居るとメーカーが判断したと言う事ですね。

チンタラやってて成せる事では無いだけに、そう言う面でリスペクト出来る人・・・まぁ自分の一方的な見方なんだけど(笑)。

(つづく)

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