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Gecco 雷電

Raiden01今日はGeccoの新製品「雷電」のご紹介。豆ブログの記事にあるように今回の依頼が私がメーカーで行う最後のお仕事となります。って事はデコレーション・マスターとしても最後って事に。何故そうなのか?には理由があり、しかしソコをくどくど説明するのもどうかと思うしお客さんにしても「ああそうなの?」程度の事ではないかとは思うんですけどネ(笑)。
ただ私自身はその事を凄く残念に思ってて・・・って書くと「トラブったのか?」的憶測が出てくるのも面倒なので付け加えておくと「全くの自己都合」ですヨ。なので今までご用命いただいてたメーカーさん各位には非常に申し訳ない・・
・と書くと「塗装をやめるのか?」って思われてもこれまた困るわけで、正直に言うと「ほんとメーカー受けの仕事はしんどいんですヨ」って事で^^;。

デコマス製作は本来やりたい事から反れているし、このままいったら方向性を見失うってのも有ります。ウチ的には「イベント・ディーラー」でありたいって思ってるわけですが、どうにもソレができないし。豆ブログで原田さんが書いてくれているように以降は「アクセル本来の仕事」を意識して鋭意研鑽を積みたいと考えています。

Raiden02で、本日はその当方最後のデコマスを担当させて頂いた「雷電」について。

まぁコレの彩色は大変でした。ウチの最後に相応しいかどうかは置いといて、これほど1体を塗るのに時間をかけたアイテムは有りません(自分史上ダントツ)。前もってGK版を見ていたので想像はしてたけどまさかこれほどエグイとわ!塗装でコレだから原型を担当した赤尾クンの苦労は想像するだに余りあるって感じ。

微に入り細にわたって手抜き無し・・・なモールドには魂を感じます(画像を一瞥しただけでは判り難い部分に至るまでキレキレですから)。例えば別パーツにした胸部及び碗部のアーマー類、作るにも抜くにも手間の懸かるコノ仕様にしたおかげで質感が凄く向上しています。爪先・指先・毛先に至るまで神経を使っているのが伺える造作は緊張感を醸しているし、武器類や備品に至るまで緻密に作られててコレがまた本体とのボリュームバランスが凄く良い(野暮ったいところが無い)んです。

「造形美」・・・無可動だからこそ出来るまさにそんな感じの逸品だと思いますヨ、この雷電は。

Raiden03途中監修で本体のおよそ7~8割を塗りなおさないとイケマセンでした。仕方の無い事なんですが本気で死ぬかと思いましたヨ。修正時の逆マスク工程は辛かったです。時間に制約の有る中でのデカール貼りの緊張感は今でも頭から離れません・・・と書き出すとキリが無いわけですが、着手してから監修OKが出るまでに懸かった日数で普通の請負仕事なら4~5体はこなせるであろうと思われます。

Raiden04あまりにも長く懸かってるんでモチベーションの低下を心配されましたが、まるでそんな事は無くガンガンにやっててソレだったわけです。モノが良いので塗ってても楽しいんです。ただ全ての部位に対して本気で取り組んだでたらそうなっちゃったわけで、Geccoさんはエラいの企画しちゃったなぁ・・・と後の事を考えると気の毒になってくるくらい^^;。最終的には眼球発光ギミックも仕込むらしいので、どんな製品になるのか自分も楽しみです。

メタルギア ライジング リベンジェンス/ 雷電 1/6スケール PVCスタチュー

Raiden05因みに彩色に当り「コレはキマったな!」と思う部分はベースに配されているサイボーグ兵士の白い汁。「・・・ってソコかい!」とか言われそうなんですが、黒っぽいベースに飛びぬけて明度の高い色を置いたうえでまとめるのって案外難しいんですよ~^^;。艶消しのベースに対してコノ液体は艶有りだし、色に反してキモさも出てた方が良いって事で色んな方法を試した結果なんです。

そういう一見流しても良さそうな部分でも神経を使わないと全体の雰囲気は絞まらないと思ってるんですね。って事でGecco「雷電」をヨロシク~♪

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