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Gecco雷電(その後)

赤尾クンは原型で、自分は塗装で恐らく今までで最も大変だった「雷電」・・・の、その後について豆ブログで記事になってますよ~。だけでなく動画をYoutubeにアップしたりして「スゲェなぁオイ!」って感じ。塗ってるヤツが言うのもなんなんですがカッチョいいです~♪(やるなぁ原田さん)


Youtubeページ(←コチラでデカイ画像で見たげてください。迫力が違うんで)

ウチ的には手を離れたら次に切り替えないとイケないんで綺麗さっぱり忘れちゃうし後の事も気にもしないんですが、バトンを渡した先はドタバタの真っ最中って事ですね。豆ブログを見るにPVC用のパーツ数がエライ事になってますが、そもそもデコマス用レジンキットでも普通では有りえないパーツ数だった事を考えたら「然もありなん」ってなところか?ほんとご愁傷様です^^;。んでも頑張るしかない!って事で良い商品に仕上げちゃってくださいね!

しっかしGeccoさんは相変わらずヘタリ防止措置には根性入れますねぇ・・・ってその辺の詳細は記事にて確認してくださ~い。

雷電スタチュー近況報告

ほんでもって以降のGeccoのMGSラインナップについての進捗は以下のカテゴリーで一覧できますヨ。

豆ブログ・メタルギア

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海賊版および転売の事

リキャスターやテンバイヤーは「人気作品および当日のみの版権許諾を得た限定商品」って選別を行っているのだろうと思います。その条件に満たないで有ろう自分が言うのもはばかれる話ながら模型イベントが抱える唾棄すべき暗部だとも思うので本日はその事について書いておこうかと。そう思ったきっかけは知人から教えて貰った以下の記事で、マズはそっちを読んで頂きたい。

「鉄人28号、海賊版キットについて」

記事を書いているのはご本人で、そのやるせなさが伝わってきます。また同じような立場にいる多くの人が常に思っているだろう事を代弁してくれてると思うので、及ばずながらフォローに回りたいと思った次第。まず最初に転売と海賊版では内容が違うという事を知らない人も居るかと思いますので説明しますね。

①転売
買ったモノを他に売ればソレは転売・・・と括ると大雑把過ぎて、それだと世間で売られている商品の殆どがそうなってしまいます。そうでは無く「まともな商取引を介さず転売を目的として商品を購入し、定価に勝手なマージンを上乗せした価格で販売する事」・・・ってな感じでしょうか?

上記は商売における「仕入れ」そして「販売」とは違います。「仕入れ」はマズ相互に信頼関係が有り、その前提に於いて下代(卸値)が決まり、「販売価格」は上代(定価)を越えない範囲で設定しないといけません。それで商品の市場価値を安定させるわけですね。

対して転売。商取引を介さないので一般のお客さんと同じ額で購入する事になります。ソレを他に販売する場合は利益として自身のマージンを上乗せしないといけません。プレミアが発生するなどしてこのマージン分が過度の水増しになると価格の異常な高騰に繋がるわけで、その行為は「市場での商品価値を不当に吊り上げ混乱させている」と言えるでしょう。

転売は現行商品に対して少なからず影響を与えます。オークションで値が付くと価値が上がったかのような錯覚と共に以降のディーラーの売り上げに貢献するのかもしれません。しかし逆のケースと結果をもたらす場合も有るハズなんですね。これの何がマズイかと言うと、関係の無い第三者が勝手に価値をコントロールしてしまう可能性です。

「本気で取り組んで作った商品の価値を、なぜ見ず知らずの第三者に委ねないといけないのか?」

って事です。どうせその辺の事は深く考えて無いと思うんですが、やっているのはそう言う事だと自覚した上で、それでも自身を正当化するんでしょうか?「イベントに来られない人の為に・・・」ならば定価で売ってあげたらどうなんでしょう?
商売の場合は「販売元と仕入れ側との間に相互の信頼関係が」と書きましたが、そもそもディーラーとテンバイヤーの間にそんなものはありません。故にどういう理屈を並べたところで当人の都合で勝手にやっている事に他ならないわけです。

中には「転売屋も客の一人なんで、やっぱ彼らにも買ってもらわないと」ってな擁護をするトコも有るようですが・・・まぁ人ソレゾレで、そう思っている人にとやかく言うつもりはありません。「自分とは根本的に合わないな」ってだけの話ですが、例えばウチに限って言えば転売屋に買われるくらいなら売れ残った方が良いと思っています。

②海賊版販売
コレは悪辣です。少なくとも転売屋は正規品を買うので「著作権利の侵害」に関しては抵触していないと言えるでしょう(ソレを元に利潤を得る場合は話が違って来ますが※下記)。でも海賊版は2重にやっちゃってます。上で書きましたがソレがキャラモノだと版権元の著作を、そしてキットを販売しているディーラーの原型著作を。
コレが市場に与える影響は転売品と違って価格が安くなる傾向に有るために、価値の損失に繋がるものだと思います。心血注いで作ったモノで市場に問うてる人間からしてみたら憤懣やるかたないってのは常識人ならば理解できる事でしょう。

しかしこの行為を我々に止める術は有りません。誰がそうなのか判別できないし、そういう目でお客さんを見るのも間違いだから。コレを止められるとしたら購入者だけになります。つまり「不買」こそが最善で唯一の方法。
例えばこういった事に警察は取り合ってくれないでしょう(偽のブランド品を大量に売りさばくって事でも無い限り)。
また問題なのはオークションサイトで、異議申し立てをしても「ガイドラインに抵触するものでは無いので取り下げる事はできません」ってな反応ではなかったろうか?と。なぜならオークションページがまだ有るから。
以前にウチで彩色した完成品画像を転売目的で勝手に使われているの発見した時はそんな返事でした。だとしたらこのガイドラインってのはモラルはおろか法律で禁止されている事でも抵触しないって事なのだろうか?

ともあれ自分が知ってる事を記事にすることで、少しでも「不買」に繋がれば・・・くらいしか出来る事は無いかもですネ。

では本題。それがガレージキットの場合はマズ正規品を入手するところから始まります。で、その正規キットを原型としてキャスティング(複製)するから「リキャスト」ですね。ソレらを行う人たちを称して「リキャスター」と呼び、世界中の原型師およびGKディーラーから嫌われています。そして人種が概ねアジアンなので、例えば自分達が海外スカルプターのキット購入を打診すると疑われる事も有ったり^^;。

ココで憶えておいて欲しいのはリキャスターと言えば今や中国人なんですが、そう仕向けた(知恵をつけた・技術を伝えた)のは日本人だって事です。そうなりやすい国民性ってのが有るかもですが、今でもそんな中国人を手引きする日本人が居るんでしょう(キットの買い付けとかネ)。コレは「一部の人間」の話をしてるだけなので誤解しないでくださいヨ。モラルを共有でき、優れた技術を持ってソレを誇りとして働いている中国人も多く居るハズなので。

話は戻って、リキャストの原産国は今は概ね中国でしょう。完成品フィギュアの製造の殆どを賄う国ですね。そりゃ抜きの技術くらい朝飯前で、2次加工なんかは驚くほど精密だったりします。スムージングがてら更にブラッシュアップする事もワケないくらいに卓越・熟練した工員がわんさか居ると言って過言では無いかと。

・・・ただ問題は使うレジンなんです。かなり良い型取りシリコンを使って、また収縮率の低い高性能レジンを使ったとしても正規品と同等にはなりません。なぜなら既に収縮しているキットを原型に使っているから。更に中国の安価なレジン(中華レジン)は収縮率が大きいですから一見綺麗に見えても実はそうではないって話です。

リキャスト黎明期の昔ほど酷くはないですが、中華レジンを使っている以上はどうしたって「安かろう・悪かろう」なんですね。また中華レジンの特徴として「削りにくさ」が挙げられます。表層はそれほどでも無いんですが、弾力性に乏しいですから軸打ちに往生します。

1ミリの真鍮軸を使って着脱方式でパーツを固定したい場合、1ミリで穴を空けるだけでは上手く着脱しません。ハマりがキツイからと穴を広げすぎたら今度は軸をホールドしないってな感じ(融通がとにかく利かない)。ベースに固定するために、または大きなパーツを固定するために深めに穴を穿とうと思ったら数センチ掘り進んだ所で煙が出てきます。そしてキリをがっちりロックしてそれ以上掘れなくなってしまいます。ドリルチャックが解けるほど強固なロックなので、細いキリを使っている場合は折ってしまう場合も(プラスチック素材に対する鉄キリなのに)。

デコマス製作で回ってくるキットに少なからずこの中華レジンが使われている事があった自分比で言えば、日本のレジンと比べると加工におよそ1.5倍から場合によっては3倍強の時間が懸かったりします。

上で収縮の事を書きましたが嵌合部がタイトで精度の高いモノほど修正に時間を取られます。そうして悪戦苦闘して完成させたとして、海賊版を人に見せて「俺がんばったよ!」って言えるのでしょうか?
「値段よりも海賊版に掛ける時間の方が惜しい」・・・正に徒労だと思うんですけどねぇ。そして付け加えるのならば、形は手に入ってもソコに原型師の思いは無く、逆に腹立たしい存在でしかないモノが海賊版って事です。その辺の判断は購入者に委ねるとして、今回はコレにて!

(追記)
海賊版の方が悪辣だと書いていますがソレはやっている事の重大さの違いであって、当事者のモラルで言えば「同じ穴の狢」かと。リキャストの段取りが出来るのならばテンバイヤーは嬉々としてリキャスターデビューするんじゃないでしょうか? しかしそうなるためには輸入業的ないろんな事柄を処理する必要に迫られますよね?って考えると有る意味リキャスターの方が総合能力が高い(しかも段違い)。だとしたらその能力の使い道が他に無かったんスか?とか思っちゃいますね。

※版権料は上代価格に比して算出されるものです。販売価格が定価を越えた場合は版権料を支払っていない状態の利潤を得る事と同義。つまり著作の侵害に当たるでしょう。これも定価を越えてはイケナイ理由の一つですね。

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Acid Bufferzone 続き

Acidbufferzone4伊藤暢達さんの「アシッド・バッファーゾーン」の3号が刊行されましたヨ。しっかしページ数が少ないとは言え良くこのペースで出せるなぁと・・・っていきなり表4の画像を載せられてもなぁ~な感じかも?ですが、あんまり見る機会も無いだろうって事でマズは裏表紙をば(笑)。

この本はいわゆる「同人誌」の類で昔風に言うならば自費出版物・・・と思いきや、装丁はそんな感じなんだけど出版元がアートボックス(モデグラの)なんでチト意味合いが違うか?
総ページ数が20Pのフルカラーで、紙厚も結構あります。同人誌のカテゴリーで見るのならばかなり上質な本で、恐らく小ロット印刷だろう事を考えたら値段的にギリなんだろうなぁって感じ。
そんな事はさておいても伊藤さんワールドにダイレクトに触れられるのがこの本だけなら入手するしかないわけで、なにより自身が作った立体物が毎回掲載されると言う立体好きには嬉しい本となってます。

Acidbufferzone1ロシア語が飛び交う想定戦時の極寒世界で、洗練されていないバイオメカニカル&ミリタリーなビジュアルが特徴的な「アシッド・バッファーゾーン」、如何すか? 特に3号に収録されている「ソフィアM」なんてSH2のメアリーを彷彿させる造型で、SHファン的にはド真ん中!その設定もかなり特殊でココにどんな物語があるのだろう?と考えたら凄く気になりますね。かなり陰惨っぽい雰囲気が漂ってて・・・ってスミマセン、凄く好きなんですそういうの^^;。

SHでもそうでしたが、ゴア表現とかより陰鬱で朦朧たる世界観が氏の魅力だと思うんです。「肉体と自我」とか現実と脳内イメージの「狭間」もしくは「境界」など、確固たる線引きが無く曖昧で不安定な状態・・・ってな舞台をマズは構築して、ソコに置かれる肉体と精神って事でキャラクターが存在します。そういった中でこそ伊藤さんのデザインが引き立つわけで、ファン的には「たまんね」って感じ。

「アシッド」は幻覚作用の事かな?「バッファー」は緩衝帯とか仮領域的な意味合い・・・ってな事を考えたらこのタイトルにその意が全て込められているような気もして「やっぱ凄くセンス良いなぁ」と思ってしまう。

って事で立体も含めて以降の動向が気になる本誌は下記で入手できますよん。直リンしときますね~♪

モデルカステン(Acid Bufferzone)

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