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2016WF夏(その3)

コレは毎度の事なんだけど、WF後一週間くらいは仕事になんない。理由は支払いを含む残務処理やお客さんへの連絡報告および荷物整理や・・・まぁその他モロモロ。
「その他モロモロ」の中には体調復旧なんかも含まれてて、と言うのもWF前は体が動く限り無理をするのでその反動が一気に来るワケです。そしてソレは年齢と共にキツくなり・・・って爺むさい話で申し訳ないですが、ソレはどこのディーラーさんも同じではないか?と。 なんてどうでも良い前フリを経て(笑)それではレポートの続きをば。

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クロスワークス

開催前からの注目度で言えばココの「アモン」は相当だったのではないかと思います。ただ額が額なだけに下手を打つと個人事業主レベルならば傾きかねない大勝負でもあり、よって冒頭の話では無いですがヘロヘロになるまで動き回ってるようでした。
その原型を担当したHEADLONGの赤尾クンも今や人気原型師なんで多忙なワケですが、それでも時間を捻出し最後は恐らく不眠不休で仕上げたのだろうと思います。

原型の完成は予定より大幅に遅れて、そしてそのしわ寄せが抜き屋さんに回りました。今回の抜き屋さんはホライジングさんで、知人と言う事で便宜を図り、他では絶対受けないだろう期間で生産を完遂させたワケです。文字通り「馬車馬」のように働いて。

ソレが終れば提出用サンプルの彩色と彩色見本の依頼が有り、前者はご本人が、そして後者がアンドウケンジ君(プロ・ペインター)にお鉢が回ってきます。
ココまで来ると相当タイトなスケジュールとなってくるわけですが、ご存知のように短い時間でありながらもキッチリとこなして当日は過不足の無い完成品展示および包装品を用意して皆さんをお迎えしたって寸法(モチロン版権取得条件もきっちりクリア)。

販売価格が3万オーバーのキットってすべき事が非常に多く、例外なく意関係者一同が疲労困憊で作り上げないとイケナイわけですね・・・とまぁこういう事はお客さんが関知する必要のない話で「気に入ったから購入しましたヨ」だけで良いんです。本来は。
そうして出来たキットは本当に欲しいお客さんの手にとって欲しいワケで、買えたのであれば箱を空けてニンマリして頂くってのが理想なんですが・・・問題はご存知オークション。

ホライジングさん曰く「精が無い」とは正にその通りで、クロスワークスさんにしても憤懣やるかた無い気持ちだろうと思います。次回販売ではその事を鑑みて販売方法を模索するようですよ。1個でも「まともなお客さん」の手に渡るように・・・。

Wf16sum21真・造形とかの会。

今度出る作品集のプロモート?オリジナルGKの販売も有りましたが、やはり目を引くのは一点モノの展示。本に掲載されているであろう造作物の「生」ってなかなか見る機会も無いと思います。

空間を大きく使うのが特徴的な竜クン造型はコノ展示品にも施されており、対比としてのスリムボディーが一種独特のフォルムを作り出していますね。相変わらずの流麗かつ鋭いモールドも備わっていて、各部の均整も取れている。
コレは自分の感覚なんですが、しかし竜クンのは「上手い」って表現じゃ無いと思うんですヨ。いやモチロン上手いんですが、ソコを抜けた先に有るモノって感じ。

Wf16sum22国内では恐らく竹谷さんだけが居るであろう領域に踏み込んでんじゃなかろーか?って印象です(あくまでも私見ですからね^^;)。
そうなると「上手い」とかそういう話ではなくなるから、彼を評するのにその言葉はしっくり来ないって思うんだろうと。

彼を見てると自分が如何に凡人か判りますし、ソレは竹谷さんに相対した時もそうでした(全然違うタイプですけどネ)。そんな彼が作品集を出す・・・必然でしょうねぇ。って事でアマゾンで予約が始まってるのでリンクっときま~す。

大山竜作品集 & 造形テクニック

因みに「そういう風に変わって行った」という事でも無いと思うんです。年を重ねる事で変わった所も有るかもですが、思い返せば元来そういう「資質」だったのではないかと。だから他がいくら頑張ったところでせいぜい「大山竜っぽいね」くらいにしかならない。
つまり目指すのでは無く、リスペクトに留めるのが肝要って話(でないと潰れちゃうかもですヨ)。

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Wf16sum17はるきクリエーション

例えば「天才」って表現は彼ならばしっくりくるかもしれない。そして「上手い」って表現にも納得です。アナログ・デジタルの双方でやってるのかな? まぁソコはどちらでも良いんだけども、ともあれ東工房さんに通じるモノを感じます(この人もえげつなく上手い)。
トトロの作例でブッたまげてからこっち、オリジナルのドラゴンとかすんごく良いですもんネ♪ なんというか何処をとってもセンスを感じるんでコレからもっと活躍して行く人なんだろうと思います(え、もう既にそうなってるって?笑)。

そして「何でも作れるんだねぇ」と舌を巻くほどの幅広さには驚きです。キャラものをやっても水準以上で、オリジナルを作っても個性的、怪獣・メカ・空想動物・美少年etc・・・って幅広すぎやしませんか?て感じ(笑)。
まぁ好きなモノが多い事は良い事で、そしてソレが造型に反映されてるって事は多分「造型脳」ってやつなんだろうと思います。最近の若い子は凄いなぁ(@_@;)。

ところでココでもご活躍のアンドウケンジ君、「誰?」って感じかもですがビーストの展示作例を塗ったペインターですヨ(クロスワークスさんのアモンと同様)。
彼も若くって商業ペイントをメインに活動しています。いろんなところで頑張ってるようなので気に留めてあげてくださいナ(モンクリ・リアル系専門のプロ塗装師ってほんと少ないんですよねぇ^^;)。

(つづく)

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