2017WF冬(その3)
1回の投稿に結構詰め込んでるので、レポートは本日で終了となります。それではどんぞ!
とうとう完成の「みならいウィッチ~THE GREAT PUMPKIN~」、今までの氏のオリジナルキットとは違ったテイスト(顔造形の話ね)ですが、オリジナリティーに溢れてますし凄くキャッチーな世界感を演出できてる逸品だと思います・・・ってのは前回原型を見た時から判ってた話だけど(^^ゞ。
しかしこうやって色がついてデコレーションされるとやっぱイイですネ。「みならいウィッチだけで価格を抑えて欲しい・・・」ってな人も居るかもなんだけど、自分なんかは逆にこのベースが付いてないのなら欲しいと思わないだろうってくらい重要なモノだと思いましたヨ。GJ!
相変わらずの新作ラッシュで勢いが止まりません・・・ってか止まらなくて良いんですが、今回も3点もの新作がお披露目されてました。実は密かに狙っていた「Black Rock City」は当然の如くソールドアウト、次回販売に期待しておくとします。
なおココはアイテム数が多い上にドレも捨てがたい良質キットなので予算的に悩みどころなんですが、どれを買っても損は無いと思いますヨ。
ちなみに私見ですが、特に男性キャラの方がハイクォリティに思えます。コレはモールドとかの話じゃなくって纏う気配の話。
次回の新作・・・になるのかな?疎いので元ネタが判らないんだけど途中原型の展示がありましたネ。もしかして男性キャラって初めてなんぢゃ?(タイバニが有ったネ^^;)。
石長さんのタッチは儚い少女の造形にマッチしてると思うんだけど、こうやってみると耽美系麗人ならなんでもござれな感じですね。
ところで手前味噌で申し訳ありませんが、当方で作例をやらせて頂いた「匣入り加菜子」の展示もありました。こんなデコレーションはウチでは思いつかないので我ながら新鮮でした(笑)。
◆豆魚雷
続きまして手前味噌な話で恐縮です。WFには初参加になるのかな?だとしたら意外な話なんですが豆さんが出張って来てました。
そして展示されてたのが同社肝入りの新コンテンツ「ZOW」の第1段アイテム「ヴァンピレラ」・・・って事は以降も続くんでしょうねぇ?(笑)。
ウチはタナベさん原型のヴァンピの彩色担当って事で久しぶりの商業塗装でした。
途中ですが原型展示が有った佐野さんの胸像や現在進行中のロッキン・ジェリービーン版ヴァンピ、最終的にそれらが並ぶと壮観だろうなぁ♪ 自分も楽しみなんですが、なにより多くの方興味を持って頂ければ良いなぁと。
・・・ってお前、ディーラー名まんまぢゃん!まぁそう決めたのならそのまま突っ走って頂くとして、原型師の「岩金優輝」とは結構古くからの付き合いだったりします。
最初は「ダメだなお前」レベルだったんですが、気づけばムッチャ上手くなってて驚きました。何事も貫き通す事が大事なんだな・・・と思うと共にそのスピリットは販売価格にも反映されてて、結果を聞いて舌を巻いたという感じ。
「なるほど固定概念に囚われていたのは自分の方だったか」と反省すると共に彼の今後に期待したいと思います。
ところでその腕でヘッドしか作って無いのは勿体ないと思うんです。せめて胸像、可能ならフルスタイルのモノを持ち込んで欲しいなぁと。まぁ生きてゆく為の商業の方が忙しそうだからなかなか難しいのだろうけど・・・。
因みに彼も3/26のGWCに参加するみたいです。恐らく持ち込むのは今回のWFラインナップと同様だろうと。買い逃してる人、如何ですか?価格的にはメチャクチャ安いのでお財布に優しいですヨ。
今回タナベさんのアイテムは撮影してません。主に召喚した米スカルプター二人の紹介って事でご了承ください。
一人はご存じ「エリック・ソーサ」で、もう一人が今回初顔合わせだった「ジェームス」君です。米国人では有っても人種的にはヒスパニック&アジアンという、アメリカのメルティングポットさ加減を垣間見える面子となってますね。
そして双方共に違うベクトルでは有りますが上手いです。そしてメインツールが3DCGってところが時代の流れを感じるわけですが、その本場の第一線で活躍している二人って事で記憶しておいてあげてくださいな・・・と自分が言う事ではないのかもですが(笑)。
エリックはアナログでも上手く、そして手が早い。ともすればもうちょっと手を入れてよって思わなくも無いですが、基礎力が高いのは疑いようが無いですね(アナログでのWAX使いの巧みさには驚かされますよホント)。
そんな彼ですが、造形仕事はもっぱら3DCGでこなしているとの事。また出力の外注みたいなことをやったり、フィギュアメーカーを立ち上げたりと精力的に多岐にわたって仕事をこなしているというスーパーマンですね(そんでもってオチャメさんです。笑)
ジェームス君は今回はじめて会ったので良くは知りませんが、タナベさん曰く現在イチオシの新人原型師って事でした。
3DCGでの原型製作が彼のメインとの事で、また大の日本好きらしく成程作るモノが日本人受けしそうなモノになっていると思います。
ほんで彼もやっぱ上手いですね・・・ってそらそうで、仮にもアメリカの某メーカー相手に仕事をしているプロなんですから。
そんな彼らのプライベートキットが今後もWFでGET出来るかもしれません。
タナベさんは毎度アテンドが大変そうですが、人が良いのでそうは言っても今後も続きそうな気配(笑)。そう言う人たちに会えるのは自分的には嬉しいので「頑張ってくださいヨ~」と、まぁ人事だと思って言ってしまうワケですが(^^ゞ。
ご存じ大山竜氏のディーラーですね。昨年公開された「シンゴジラ」を見た直後、速攻で作ってたヘッドモデル・・・をブラッシュアップして会場に持ち込んでました。
最初にツィッターでそのド迫力の画像を見た時は「やっぱ凄ぇな」って思いましたが、こうやって更に手を加えられた実物を目の当たりにするとちょっと感動。
・・・と言うのも、コレを見てキットで欲しいとかって感想は出ないから。もう一点モノの「作品」になってんですよねぇ。どこかのホールとかに陳列されるレベルのもんだなって印象でした。
◆絶滅屋
豆魚雷AAC、ゆるクトゥルフでお馴染みの原型師さんのディーラー。そのキット版を販売してました。
いやぁコレは前から欲しかったんですが、残念ながら支払いを控えている売上に手を付けるわけには行かずに断念!(また再販とかしてくれるかな?)。
こういうのってホント好きなんですよねぇ。例えばどんなエイリアンの立体物が出てきてもたぶん自分が一番好きなのはMPCのアレなので。
他はゴジラ第二形態や古生物などのキットおよび根付けなど。カマタ君とかソールドアウトになってましたヨ。
レポートネタ探し中、面白そうな展示を見つけてフラフラと引き寄せられるとソコは山脇さんトコでした(^^ゞ。
以前からゴジラ造形と並行で一風変わった情景模型を作ってらっしゃったのは知ってましたが、コレだけのモノを作るようになってたとはつゆ知らず・・・って感じです。これってもうアートですよね?
ちゃんと新作のシンゴジも持ち込まれてましたし、商業の方でも頑張っておられるワケで「皆さん止まって無いよなぁ」とあらためて思う次第。会場内をフラついてるだけと言えばそうなんですが、こういう気付きみたいな事も有るので可能な限りフラつこう!と(笑)。
ええっと一応ディーラー名表記してますが、以降もこの名で出るわけではないだろうと(^^ゞ。当方がレポりたいのは今回このデーラーで参加し、画像のモノを製作している原型師さんって事でご了承ください。
上手い下手に年齢は関係有りませんが、それでもキャリアでソコが大きく変わると思っています。
天才なんてそうそう居ないと思ってて、この業界においても恐らく99%が凡人だろうと思ってるワケですが、それでも人を惹きつけるモノを作れるのはその人の努力の賜物で有り、経験の蓄積があるからだろうと思うんですね。
つまり長くやっている方がそうなる確立が高いって話(おっさん有利説)。
でも彼はソコをスッ飛ばしちゃってる感が有り、将来的にはクリエーターとして別の業界で評価されるようになるのかもしれない・・・なんて事を予想したところでどうなるモノでも無いのですが、そう思ってしまうくらい現状でも彼の作るモノは凄いなぁと。
ココも散策中に見つけたところ。全くのノーマークだったんですが凄く面白いです。値段がリーズナブルだった事に画像整理してて気付くと言う不覚さなんですが、この値段だったら「アンデッド白雪」とか欲しかったですねぇ。
他のモノもキット販売だったら欲しいものが何点かありましたが・・・しかしソレをするのはこのディーラーさん的には無い話なんでしょうね。
これもデザイナーズトイの部類なのかな?ティム・バートン的世界感がグッとくるディーラーさんでした。
以上で今回のWFレポートは終了です。誠に勝手ながらの掲載ではありますが、記事にさせて頂いたディーラーさんに感謝致します。
毎度の事ですが基本好き放題書いてますので、読まれた上で不適切もしくは不快に感じる部分など有りましたら対応させて頂きますのでご連絡ください(accel@osaka.zaq.jp)。
さて以降はWF後についての事ですが、どうでも良い事の垂れ流しなので適当に流して頂く方向で宜しくです。それでは続き~。
WFの翌日はアキバのヨドバシとラジオ会館に行きましたヨ。まぁ帰るまでの適当な時間つぶしって所です。
王たちの化身はデカイだけですね。デカイっても中途半端と思える大きさな為に人間サイズでありながら小さく感じてしまいました(^^ゞ。
そんでやたらスターウォーズ推してマス。
場所は変わってラジオ会館のフューチャーショップ。行くのが早すぎて店は閉まってました。なので取り急ぎショーケースの牙狼のヘッドモデルだけでもパシャリ!
前日のWFで展示してたらしいSODO三人衆の展示とかしてたのなら是非見たかったんですが、翌日ではソノ可能性は低かったか?
・・・ってソノ前にこの段階では上記の新作が会場で展示されてたって事を知らなかったワケなので、後付けコメントにも程が有るんだけどね(^^ゞ。
最後に海洋堂。ちょうどWSC選出作品の入れ替えをしている最中でしたヨ。
ソノ界隈の知人率が高かったのがWF直後だなぁって感じ。
私はと言えば入れ替えの為に開けたショーケースの見張りなんかを申し付かっておりました(笑)。
ところ変わって場所は神田、恒例のモデグラ詣。なお東京最後の食事は以前から食してみたかった「うな正」のうな丼です。
お昼を過ぎても列が形成される人気店で、時間をズラしたのに待ちましたヨ。
特別好きなワケでも無いのであんまりうなぎって食べないんですが・・・とか言いながらも炭火の香りが溜まらない一品で「たまには良いなぁ」と(笑)。
おいしゅうございました・・・って事で帰阪です。
まぁ疲れました。ソレは毎度の事ですが、恒例のホテル塗りに於いては今回が最強クラスだったろうと思います。そして帰った後に続く更なる地獄・・・詳細は書けませんが、ソレがようやく片付いて今って感じ。
ところで来週は大阪でGWCと言うイベントがありマス・・・って話はレポートの各所で書いてますが、ソコに当アクセルの製品を委託販売してもらうことになってますので興味のある人はお立ち寄りください。後日ソノ告知もしますので引き続きご覧いただけたら嬉しいです。
ところで33ディーラー分のレポートってもしかしたら過去最多?まぁ特にその辺は憶えて無いので怪しいものですが、今回はお手伝いさんが店番をしてくれたおかげでガッツリ気味に回ることができました。
次回もレポート出来れば良いなぁとは思っていますが、その時々でホントに出来ない事も有りますのでソノ際はご容赦ください(主に体力的な理由に寄る^^;)。
それでは最後まで閲覧ありがとうございました!
(おしまい)
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