塗装の記事

Flive216ウチのブログでコンスタントに閲覧して頂いてるページは「蛇紋塗装」の記事みたいです。この系の記事が読まれるってのは嬉しい話で「モデラーの拡充に繋がるのでは?」と期待しちゃいます。で、かなり遅れ馳せながらの紹介となりますが、去年('13)に開催された「F-LIVE 2」での塗装デモをまとめてくれてるところが有りますよ~。かなり自身の姿がフレームインしてるのがこっぱずかしいんですが、丁寧に解説してくれているので判り易いんじゃないかと。

蛇紋塗装編
肌&眼もと塗装編

Flive217凸+凹の店」と言う模型製作のレンタル工房なんですがココにはなにかとお世話になっています。ブログを見ればどんな雰囲気のお店なのか良く判りますが、和気藹々と趣味に勤しんでる感じがイイですね。盛り上げるための工房内イベントを企画したり、お客さんと連れ立って各種イベントを歴訪したり精力的に活動しています。果てはWF参加まで! 「そんな感じで模型に接したい」ってなご近所の方は一度訪れてみては如何でしょうか?

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TATOO / 刺青

米ワンダーフェスト・コンテストの「AFM賞」と自分達が呼んでいる正式名称は「MOST AMAZING FIGURE AWARD」、字の如く「最もアメージング!だったフィギュア」に送られる賞です(AFMが提供するスポンサー賞なのでこの呼び名)。2013米WonderFestで長年夢だったこの賞を頂くことができました! 獲るに至る経緯がアメージングなんですが、ソコを説明したり、またコレがどんな賞なのかを語りだすと冗長な自慢話にしかならないので割愛します・・・がチョットだけ。

10年掛かりました^^;。

Mafaward後輩に先を越されたり、ソレ以前に金賞さえ獲れなくなってたりとなかなか苦難の道のり。今回は怪物屋およびクロスワークスさんの素敵な計らいで期せずして受賞出来たワケですが、どんな経緯にしろスンゲ~嬉しい!&超感謝です! 自分的には近年マレに見る興奮事なので書き出したら収拾がつかなくなるでしょう。 なのでその事は報告程度に留めといて、今日はその作例に使った塗り方を説明するって感じでお届けします。(コンテストの関連記事は怪物屋のブログに有りますので、興味の有る人はソチラを参照いただければ、と)

さて表題の「TATOO」について。この描き方も良く聞かれる方法の一つです。しかしコレと言って特殊な事をしているワケではなくまた特に難しくもないので、この機会に自分のやり方を載せておきますね。

①素地に下書きをする
②肌塗装後に透過した下書きをなぞる

以上の2工程だけです。肌色を塗った後に全部の処理をする場合、一発で綺麗に描けるなら良いですが修正の度に汚れが増していく事になります。よって肌塗装の前と後の2回に工程を分けて、極力最終仕上がりに汚れを残さないようにします。 図案があればその転写を工程①でしますが「転写」と言っても楽に描き写せる方法なんて無いので見本を見ながら筆描きしてゆくしかありません。なので「転写」では無く「描き写し」ですね。なおその図案が無い場合は自分でデザインするところからになりますが、この「自分でデザインするところから・・・」については後述するとします。

Tatoorevy01マズは見本図案の描き写し。作例はブラックラグーンのレヴィですが・・・きったね~ですね^^;。肌塗装の前だから良いようなものの、肌塗装の後だったらこの汚れが全部肌に付着することになります。ポイントは素地を艶有りにしておくこと。艶有りならばこういった「含浸性の汚れ」は回避できますし、剥ぎ取りによるラインの修正も綺麗にできます。

Tatoorevy02この後に顔料系メインの肌色が乗ってきますがこの色ならそれで隠蔽されることはありません・・・がしかし、仕上がりの色を考えたらもっと明るい色で描いといた方が良いですね。下書きの色が濃い(暗い)と②の工程でキッチリと色を乗せないとイケなくなります。綺麗になぞるだけでも神経を使うのに「色味を調整しないとイケない」という負担も加算されるので、結果やはり満足の行く仕上がりにはなってません。 あと模様の幅がこう見ると狭いですね。キャミィーの足の稲妻模様もそうなんですが、気持ち思っている以上の太さにした方がバランス良く見えます。この辺の感覚は経験を積まないと判らない部分で、レヴィの作例をやっている時もこの方法でやりだした初期の頃・・・って事でご容赦ください^^;。(とにかくトライ&エラーや試行錯誤の回数がスキルに繋がっていくと思ってください)

Tatooritual01次の作例はやまとさんから発売された「リチュアル」です。工程①図案の描き写しはレヴィと同じ作業ですが「素地を艶有り」で、且つ「使う色も明るめ」に設定しました(画像では判りづらいですが、素地はテッカテカのグロスです)。
レヴィのTATOOと違いリチュアルのTATOOは「刺青」に近い雰囲気、またトライバルのような面構成と違って細い線の集合です。よって下書きはアウトラインのみ。下書きはあくまでも「アタリ」なので、細かい細部まで書き込んでしまうとなぞる作業が煩雑になってしまいます。こういうパターンのモノはアウトラインさえしっかりしていれば②の工程はフィーリングで描いた方が上手く行くと判断しました。

Tatooritual02実際その方が手早く、また綺麗に仕上がったのではないかと。ところでこの画像は化粧前ですが既に美人ですね(#^.^#)。TATOOと同じ方法で眉毛やアイラインを肌色の下に仕込んでますが、コレは特に推奨するモノじゃありません。試しに「やってみた」ってだけの事で、普段はやりませんヨ。またやるべきでは無いです(特に眉毛は)。なぜなら描く位地が決まってしまうから。「顔の表情はアイラインとまつげで決まる」と言っても過言では無く、その雰囲気を肌塗装の前に決めてしまうってのは完全にNGです。このリチュアルに関しては上手く行ったから良かったようなものの冷静に考えたら怖いことやってますねぇ^^;。アイメイクは微調整が出来ないとダメなので必ず最後に行いましょう。(追記:最終の雰囲気を掴みたいって意味で先にメイクすること自体はOKですヨ。但し感じを掴めたのならば肌塗装の前には消しておきましょうって事で)

Tatoobyebye01それではBYEBYEのトライバル。「下書き段階では素地を艶有りにした方が良い」と書いておきながら・・・なってませんネ^^;。クリーチャーの場合はそこまで気を使う事は無いのでソレでも良いんですが、お姉系フィギュアにTATOOを描き込む時は「艶有り」推奨ですヨ。このBYEBYEの場合は最初の方に書いた「図案を自分でデザインするところから・・・」にあたります。本来このキャラのTATOOは腕にちょこっとだけです。しかしどうせならシッカリ描いた方が括弧よいだろうって事でお客さんに提案してみました。おかげでデザインを考えなくてはイケなくなりましたが^^;。

作業自体は特に難しくないんですが図案を考えるのは骨が折れましたねぇ。ただこのやり方ならば「いくらでもやり直しが利く」と言う利点があります。画像には仕上がりとは違う図柄が描き込まれてますがコレはいわゆる「没稿」です。しっくり来るデザインが出来るまで幾度と無く描いては消しの繰り返し。なんとかこんな感じかな?ってなったところで下書きの仕上げに入ります。因みに下書きの仕上げは綺麗に、またキッチリとやった方が良いですヨ。この上から肌色が来るから・・・と雑にやっちゃうと仕上がりに影響してきますから。下書きの出来で最終的なクォリティがほぼ決定づけられるので「この上から肌色を塗るのが勿体無い」ってくらいのクォリティまで引き上げておいた方が良いです。

Tatoobyebye02肌色後の工程②真っ最中の画像がありましたので掲載しておきます。分り易いでしょ?こんな感じで最終仕上げをして行きます。ところで「こういう模様ならマスキングで・・・」って思う人が居るかもしれないので一言・・・「やめとけ」(笑)。TATOO(もしくは刺青)は塗料が含浸してボケた感じと、とは言ってもはっきり模様が判るってのが理想です。よってマット(艶消し)の肌色に刷毛塗りで塗料を含浸させながら塗っていかないと雰囲気が出ません。例えば模様をマスクして吹きつけた場合、面のボカシは良い感じに出来ても肝心な「稜線のボカシ」ができませんよね?同じ理由でデカールもダメです。「あざみV2」のキットに封入しておいて(デカール)こんな事を言うのもなんなんですが、それでは「なんちゃってTATOO(もしくは刺青)」にしかなら無いんですヨ。

Tatoobyebye03「TATOOは筆で描き込む」・・・リアリティーを追求する場合は、絶対だと自分は思っています。刺青は針をさして塗料(染料かな?)をソコに流し込んで色素定着させるモノです。つまり肌組織に色を含浸させるって事なので「にじみ」ますよね?マスクやデカールで雰囲気が出ないってのは道理かと。そう思っているのにキットに入れておいたのはV1のあざみの購入者から「刺青が描けない」と良く聞いたからです。折角購入いただいたのにソレが理由で作らない(作れない)って事であれば「なんちゃって」でも有った方が良いかな?って事で。

・・・でもこの記事を読んだら描けますよね?それなりに手間は懸かるんですが、特に難しいわけではありません。また顕著に見る人の評価を得られるところでもありますので、その手間を掛ける価値は有ると思いますヨ。是非トライしてみてください♪

【補足】

使う塗料を書いてませんネ^^;。TATOO下書きと最終仕上げに使う塗料はエナメル塗料です。エナメルシンナーで剥ぎ取るなどの修正が容易だから。①と②の工程の間に入れる肌色がラッカー塗料なので、最終仕上げの段階でも剥ぎ取り修正ができます。なお下書きの後にラッカー(肌色)を1層入れるので、最終仕上げの段階でエナメルシンナーを使用しても下書きが消える事はありません。最終仕上げのあとはラッカークリアー(艶消しor半艶)などでコート(保護)して終了。

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蛇紋塗装

Silkflossmask015「大理石調塗装」って言えば分り易いでしょうか?自分が始めて教えてもらった時が「蛇紋」だったのでそう呼んでますが、「マーブル塗装」と呼ばれてたりもします・・・ってもマーブルは大理石なんで結局「大理石調塗装」ですが^^;。 前記事でも書きましたが、自分が最もやり方を聞かれる塗装方法です。文章で説明してもなかなか伝わらないし、ソレが画像つきでもどうだろう?と思うのですが、一通り説明してみましょうか。

以前にトリムス・デヴィーを製作してもらうにあたって、「台座の模様はどうすれば良い?」と聞かれました。結果的に現地で必要なマテリアルを調達できないようだったので、「ソコは単色のグラデーションで良いヨ」と言う事にしたんですが、その時の説明用に使った画像があるので公開します。

【はじめに】

この塗装方法、どういうモノかというと「真綿(silk floss)」を使ってマスクシートを作ります。真綿の繊維がマスキングとなって塗料の透過を防ぐ事で真綿繊維の模様を対象物に転写する・・・それだけの事です。なのでマズ用意するのが「真綿」ですね。
マワタはメン(コットン)では無くシルクなのでお間違いの無いように(蚕の繭の繊維の事ですよ)。今は「真綿 販売」のキーワードでネットで取り寄せる事ができますし、近所にふとん屋さんが有るのならそこで取り寄せることも可能。近頃は数百円で小分けにしているものも有るのでそれで十分、恐らくそれで何体も塗れますヨ。また「使い捨て」になるのでそんなに高価な物を買う必要も有りません。では工程です。

Silkflossmask001a

①塊になってるんですが、実は薄いシート状の積層なんです。ソレを薄くピラ~ンとめくったモノを使用します。この時に注意するのは、薄過ぎず厚過ぎずの分量にする事。どちらかといえば薄い方が良いんですが、薄すぎると広げた時に繊維の密度が不均衡になります。また繊維同士の間隔が開きすぎて穴が開いたような状態になりますが、その部分は使えませんから。
逆に厚すぎると塗料が通りにくくなります。塗料が通りにくいと言う事は転写が上手く出来ないと言う事、だとしたら真綿マスクを使う意味が無くなるので。

Silkflossmask002a

②何でも良いので簡単な治具を作ってソコに綿を広げます。そのままでは繊維が柔らかすぎて使いにくいので、ラッカークリアーでコートします。この時に使う塗料はDIYショップで売っているような安価なモノの方が適してます。なぜなら質が悪くボッテボテだから。そういう塗料の方が繊維に絡んで皮膜を作ってくれます。そして乾燥も速いので効率が良いんですよね。

Silkflossmask003a

③ラッカーコートをしつつ模様を指などで調整してゆきます。自分はこのときに手がラッカーまみれになりますね^^;。

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④コートしたラッカークリアーが乾燥したら治具から外します。真綿繊維がそれなりの張力を持っていれば成功。かといってガチガチに固まりすぎたら塗装対象物に沿いにくいので加減は必要です・・・てもまぁ乾燥と塗布を繰り返すこと数十回もしないとそうはならないけども。 またガチガチになると柔軟性が損なわれます。つまりソコが売りの真綿を使う意味が無くなると言う事でも有ります。

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⑤そうして作った真綿シートを対象物に被せます。繊維の模様が最もはっきり転写できるのは明度差の大きいカラー同士。黒に白と言うのがMAXなので、画像ではベースに黒を使ってます。

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⑥ハンドピースで白を吹きました。この時の塗料は隠ぺい力の高いモノを使います。吹きやすいからと言って希釈率の高い塗料で上掛けすると、転写時のコントラストが弱くなる。それを回避するために真綿シートを被せたまま何度も吹いていると・・・まぁやれば判ります(笑)。

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⑦転写完了

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⑧・・・と言っても半面だけです。

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⑨一気に全面は転写できないので対象物をズラしながら同じ作業を繰り返します。

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⑩繰り返し~

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⑪全面の転写完了です。

Silkflossmask012a

⑫上から透過率の高い塗料をオーバーコート(平吹き)すれば転写模様を活かした状態で色を変える事ができます。最後に真綿の繊維が対象物に付着しますので、クリアー層で一旦保護した後に面研してくださいネ。

以上が工程なんですが作業イメージは伝わるでしょうか?しかし文章には出来ない部分で、実際にやってみないと分からない幾つかのハードルがこの中にはあります。いくつか例を挙げてみましょうか?

◆最初に取り分ける真綿はどのくらいの分量が良いの?
◆真綿はどれくらいの大きさにするのが模型塗装に適しているの?
◆シートを作る際、どれくらいラッカーコートすれば良いの?
◆繊維模様の調整ってどんな感じでするのが良いの?
◆平面などへの転写は容易だけど谷にシートを沿わせるにはどうしたら良いの?
◆ワンシートの耐久性ってどれくらい?

以上は何回もやってみて初めて「頃合い」が判ります。また上記以外にもハードルが点在しているかもしれません。ソレらの課題をクリアしてどんな状況のモノにも綺麗に転写、そして転写後の全体の色味のコントロールまでできるようになったら、今度は明度差が近い色でのトライ・・・ソコまで出来て初めて自分のモノになります。

Silkflossmask013この方法をよく使うのが自分の場合はエイリアン。画像は佐野さん原型のバスト(途中の工程)ですが、本館の完成形と比べてみてください。この段階は「下地」なんです。重要な部分ですが、しかしこの方法はあくまでも「一つのアクセント」にしかならないんですよ。「それでもやる!」・・・かどうかは自身で決めてくださいネ。

こないだもWFで聞かれたので方法を説明したんですが「やれるものならやってみろ!」と言う気は全く無いので念のため(笑)。逆に「是非トライして自分のモノにしてください」と思ってますよ。でないと画像つきでココまで説明しませんし。そしてマスターしたなら周囲の人や後輩達に教えてあげる事でモデラー人口が増えることを願ってます。なぜならモデラー人口が増えればGKが売れるから(・・・ってソコかい!笑)。

Silkflossmask014あと「真綿」な理由をば。筆でもそうなんですが天然素材は色んな意味で良いんです。真綿の引っ張り強度とその繊維質の流れ、そして柔軟性などを考えたら代用品は無いんじゃないかな?「その他の代用品を使ってみた」と聞くことが有りますが、ソレを使ったところで同じような塗装が出来るとは思えません。といっても「上記のやり方をマスターしたならば」という前提条件は有るんですけどね。単に真綿を使うと言う事だけではコレマタ上手くは行かないだろうと。

以上は自分が建築装飾で使われる塗装方法を模型用にコンバートしたやり方です。なので各人で更にやりやすい方法に変えれば良いと思います。頑張ってトライ&マスターしてみてくださ~い♪

【追記】

一部表記に解りにくい部分が有るようなんですが、直さずにそのままにしておきます。必要な事や、やってみた後で気付くだろう事なども含めて書いたつもりなので。文章だけで解らない場合、ソレを無理に読み解こうとするのでは無く試す事を優先するのがオススメです。実際にやってみて出来たのならばオールオッケーで、上記の説明文どおりの工程である必要はありません。「出来たモン勝ち」って事で宜しくです。

Silkflossmask016それとこの方法を応用して塗装したデコマスの製品「Geccoバブルヘッドナース」が近く予約者の元に届くと思います。自分とは違うアプローチで再現された同製品ですが工場の塗装サンプルを見るに「よく頑張ったなぁ」と。今まで色んなところにこの方法を伝えましたが、製品に反映したのはGeccoさんが始めてです。創意工夫を凝らし、自分達で出来る範囲で果敢にトライした意欲作だと思いますので購入者は楽しみにしててください。
(画像はデコマスです。現段階で自分のところには製品版の画像は有りませんので「豆ブログ」でチェックしてくださいネ♪)

【追記②】(2016/09/01書き足し)

この塗装法は私が考えたやり方では無く、FRP製造形物や建築装飾品の塗装用に伝わってるものです。なので本当はもっと大きな、例えば直径数十cm~1m越えの柱(H寸は数メートル)や装飾建材(手すり子・コーニス・オーナメント・キャピタル)などに施すモノなんですね。ソレを模型用に転用しているだけ。因みにFRP造形をするところなら何処でもこの方法は知ってるハズってくらい浸透しているやり方です。

装具を自作されるコスプレイヤーの方も参考にされているようなので書きましたが、だから身に付けたり手に持つ程度の装飾品なら全然余裕って事ですね(真綿シートを大きくすれば良いだけだし)。

また建材関係の方で有れば扉はおろか数十メートル規模の壁面でもイケますよ。実際に昔「トレビの泉」をやや縮小した建造物をこのやり方で塗った経験が有ります(数日懸かりましたけども^^;)。

だから車・バイク・ヘルメット・タンクなんかのカスタムペイントにもOKなんですが・・・大理石模様がマッチするのか?って問題は有るかも(笑)。つまり元来ラッカーでは無く「ウレタン塗料を使ってする塗装方法である」・・・と言う事も付け加えておきます。

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DEVIE完成品(その4)

Devie010そして今回2013WF冬、色ネタはマーベルキャラとDCキャラのアレです(判るよね?)。今までで完成品に対しての反応が最も良く、また売れるのも異様に早かった。昼前には値段をつけていたデヴィーが2体とも売約済になり、その後のお客さんの様子を見ていると更にもう2体くらいは用意しててもイケたのでは?という感じ(時間的にこれ以上の製作は無理だったけども^^;)。コレはかなり意外でした。以前のデヴィーはもっと安かったのにココまで早く売れた事はなかったし、今までの経験を踏まえた上で売れ残る怖さを味わいながら作業してたので。だから今までの最高値になった今回の値付けには相当悩んだんです。

Devie011最近特に目だった活動をしたつもりもなく今までどおりに、ただ色を変えて販売しただけ。でも反応が良かったって事は・・・「色」か? だとしたら「色」って凄く重要だなぁとあらためて思う次第。彩色レベル的にはどのバージョンも変わりなし、しかしカラーバランスについては2011WF夏に販売した「悪魔色」が最もキマった配色だと思ってました(これまたパクリだけどもねー^^;。)
その悪魔色デヴィーが売れたのは閉会間際でギリギリセーフ、ホント何が良いのか判りません。まぁどんな理由があったのか定かでは無いけども今回のデヴィーも売れたのでトータルで9体お買いあげ頂いた事になります。その中にはデコマスも入ってるので残るトリムス・デヴィはあと2体、全部売り切るまでこの完成品販売は続けますヨ。

Devie012ところでキット販売においては芳しくなかったデヴィーですが、完成品にしたら今のところ良く売れる。原型製作時から意識していたのは「色んな彩色パターンに適応できるモノを・・・」だったので、もとより彩色に適したアイテムだったのかもしれませんね。実際にバリエーションを塗ってみて、まだまだ色変えで違った雰囲気に出来るだろうと。

他の自キャラでココまでバリエーションを用意できるのは無いと考えたら、ペインターが作った「らしい」原型になってたって事なんでしょう。自分で言うのもなんだけど、同キャラなのに毎回塗るの楽しいし(笑)。そしてそんな事も踏まえて次回以降の原型製作に活かせたらなぁって思ってます。(画像は今までの販促POP、個別カラー用のモノなので二度と使えない。なのに置いてるって貧乏性だなぁ・・・だから部屋がエラい事になるんだろう^^;。)

さて次はそのデヴィを彩色するにあたってトリムスに説明した塗装方法について書きます。自分が良くやる方法なんですが、聞かれる事が最も多い「蛇紋塗装」について。デヴィーで引っ張ったココ数日間、ご拝読感謝です~♪でわまた!

(おしまい)

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DEVIE完成品(その3)

Devie009_2同じ修正だと飽きがきます。どうせ剥離すんなら頭までイってまえ!そんで違う色にしてしまえ!と「悪魔色」を塗りました。カラーレシピはヘルボーイを参考にコンバート、パクリ配色のはじまりです。プラス前回のWFと同じ方法で修正したモノを合わせて計2体を2011WF夏に販売しました。

通常色のデヴィーは前回と同じく22,000円、悪魔色は32,000円と価格差をつけてジワジワ値段を吊り上げて行く方式を導入(笑)。きっちり戦略にハマってくれたお客様に後ろめたさを感じながらも、しかし元来こんな金額では出来ないし!という思いも有り複雑な心境に^^;。かくもイベントでの価格設定は難しいワケです。 だって売れ残ったらその時期に当て込んでた支払いの原資にならないから。かといって値段を安くしすぎたら手間賃が出ないし。

2012wfwinhbwork00毎WFで売ってるみたいな事を書きましたが実は1回飛ばしている事に気付きました。2012WF冬なんですが、「何があったんだろう?」とHPとかメールを調べてると・・・丁度その時に私的ヒット商品を作ってましたね。ハニービーです。そしてその塗装サンプルを売ってましたワ。この時は目新しい完成品が有ったのでソレを売ってたんですねぇ。
今回エフゼロの完成品が無いのも同じく前回売っちゃったからで、しかも今回の2013冬でも新たに塗ったハニービーの塗装サンプルを売りました。他のディーラーさんはわからないですが、自分に限って言えば展示している完成品は希望者が居れば喜んでお売りします。その気になったら声をかけてください、嬉々として対応させて頂きますので宜しくです!

画像は塗装途中のHB、同系色でまとめ過ぎててパンチがない感じ。この後にHP掲載のモノになってそのままお客さんに納品しました。その直後に塗ったアクアビーカラーも同WFを経て別のお客さんに即納。ほんと「キット販売で勝負せんかい!」って感じなんですが、まぁ基本軸が完成品屋さんなんで^^;。

Devie0081回飛ばして2012WF夏に販売したデヴィー完成品はとうとうデコマスです(リファインしている時間がなかったんでしょうね^^;)完全に自身で一から作ったモノなので、いままでよりちょっと高めの36,000円で販売しました。悪魔色より4,000円も高いんですが、これまた引き合いが有りラッキー♪・・・ツカ冷静に考えたら普通で受ける、それでも半値以下ですやん!いくらデヴィーの彩色が手馴れてるからと言ってもこのままだと誤解されそうなので一言、自分の請負い価格はそこまで安くないですヨ~。コレはWF限定のお祭り価格だと思ってください!

ところでこのペイントマスター、他の正規色とちょっと違います。瞳以外が全マット仕上げなんですヨ。最初トリムスに依頼するときにそうしてくれと頼んだんですが、この彩色は微妙なコントロールが出来ないと貧相に見えるんですよね。また発色の良さも要求されます。ソコまでは当時無理だと判断したために水着・ブーツ・角・尻尾をグロス仕上げに変えてもらいました。ツヤを使い分けることでスキルのフォローができ、また簡単にアクセントがつけられるので塗装をする際は「ツヤの使い分け」を意識した方が良いですヨ。(因みにこの時に購入頂いたデヴィーはHPに掲載している分。)

(つづく)

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DEVIE完成品(その2)

Devie004デヴィーの完成品販売は今回の2013WF冬で5回目かな? その履歴を順を追って書いてゆきます。
前記事に有る「トリムスで塗られたデヴィー」(以降トリムス・デヴィーと表記)をマズは剥離、それこそ不具合の有る部分を徹底的に洗い出します。画像は剥離した状態なんですが・・・見てられないほど酷いですね^^;。

比較的ベース部分の密着性は強固、対して本体はズル剥けです。接合部分などのフィッティングや体位強制に有効な「煮沸」の作業を経た段階でこうなりました。こうなると部分的にどうこうって話じゃなくなります。奥に見えている白い素体・・・コレが全剥離した状態、いわゆるシンナーに漬け込む「ドボン」というヤツです。

Devie005煮沸を耐えたベースとヘッドは部分補修で済んだのがせめてもの救いなんだけど、こうなる事が判って以降の残りの塗装分はいきなりドボンです。昨日の記事に書いたように塗装レベルには問題無いんです。ソレをドボンするのは心が痛みますが・・・まぁ仕方ないですネ。「商品としてお客様に販売する」のに剥離は致命傷、致し方無しです。画像を見て頂いたら判ると思いますが一から塗ってるのとあんま変わらないですコレ^^;。

Devie0062011WF冬が当ACCELでのDEVIE完成品販売の初回、販売数が4体なのはそれだけしか用意できなかったから(それでも相当しんどいヨ^^;)。実はトリムスの塗装品をそのまんま売る場合は20,000にしようと考えてました。しかし上記のような塗り直しに近い修正が入るので・・・・ゴメンナサイ!2000円上乗せさせて貰いましたぁ~! よって初回の価格は22,000円です。

Monstercleanerところでトリムス製品を以前に購入された方、上記を見て「ウチのは大丈夫か!?」と思われるとイケないんでフォローしときます。この件以降、脱脂については完璧な処理を行ってますのでご安心を。店長が東奔西走して見つけ出した最強洗浄剤を基にした「離型剤落し」を開発しましたので。その離型剤落しはいま怪物屋で「モンスター・クリーナー」として販売してますが、その威力については自分も保障します。このビン1本で1,000円とお高いですが、それでも利益が殆ど無いって位の充実品。今まではレジンウォッシュに漬け込んで、煮沸洗浄後にクレンザーって手順だったんですが、その手間が無くなりました。モンクリで洗うだけでOKです。「コレで剥離するなら離型剤が原因では無いだろう」・・・と言えるくらい洗浄後の肌触りはマットなので超オススメですヨ♪(使ってみたい方は怪物屋まで)

(つづく)

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DEVIE完成品(その1)

WFでの販売物と言えばガレージキットなんですが、毎回新作を用意できない自分は穴を埋めるようにワンオフ完成品の販売も行ってます。この3年、DEVIEの完成品を売ってるんですがその事をちょっと。

Devie003昔「TRIMS」と言う会社がありました。怪物屋がバックアップして「世界一の塗装完成度を誇るフィギュア・メーカーにしよう」としてたわけですが、その導入部分のトレーニングに使用したキットがDEVIEです。10体のレジンキットを提供してソレを工場ラインで塗ってくれと指示。その前に1体のデコレーションマスター(塗装サンプル)と塗装マニュアル&カラーチップを渡し、工場のチームリーダーに1体の工場サンプルを作ってもらいました。

意図としてはその後に控えていたトリムス製品、とりわけ「あざみV2完成品」を塗る為のスキルアップが目的でした。「DEVIEを納得の仕上がりに出来ないかぎりあざみは塗れない」と。

Devie002何回かの修正を繰り返したとは言え、最終的に仕上げとしては販売するのに十分なクォリティになりましたが、一つ塗装剥離の問題があったわけです。あと接合のシビアさが無い部分。これらの根本部分は上書き修正とは違い一からやり直さないとイケマセン。つまりそうした完成品を10体、このままではどうする事も出来ない在庫として抱える事になりました。

Devie001その経験は以降のトリムス製品に活かされてハイクォリティの製品を量産するようになり「目標は達成された」と言う意味で役割は終了・・・と納得しましたヨ。工員の彩色レベルの上昇とその後の成長を期待させる段階でトリムスが無くなっちゃったのは残念至極なんですが・・・まぁその話は本筋を離れるので置いときましょうか^^;。
(画像は現地の工員が塗った最終の工場サンプル、かなりうるさく言った結果が反映されてると思います。)

さてそのDEVIE、納得はしたけど在庫を前に「どうしたものか・・・」と。素材としては問題ないので、手間だけど自分が全てフォローすることで販売に漕ぎ着けると決めました。それが3年前って事ですね。

(つづく)

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AZAMI V2 塗装中・・・(その4)

Azamiv210なんとかデカールデータの監修も終了したので印刷所に回しました~。因みに画像は初期段階の作画模様で、ここから結構変わってます。一応ALPSのプリンターで試し刷りをしたものを試し貼りし、色調を確認した後に形状や縮尺の変更、色の再調整などの修正を加えたモノが本チャンデータとなってます。

相当手間が懸ったわけだけど、それでも完璧とは言い難い。結局は実際に印刷所から刷りあがって来たモノに対してどうするのかを言わねばならず、よってまだまだ先がある感じ。

とか言ってる間にプリンター壊れたし^^;。 もうなんつーか、オークションで落札したプリンターはスグ壊れるんで適わんです。しかし生産中止ならばソコでしか入手ルートは無いわけで、この辺なんとかならんのか?て感じ。普通のメーカーでデカール印刷に特化したプリンターが出てこないものかと。

ともあれ手元で出来る事は全部やったので、あとは色校正を見てからCMYKの比率を指示するって作業かな?

ほんでコレからキット用のデカールデータを作ります。基本の図柄は同じだけど内容が変わります。その辺は追って告知しますので、デカール待ちの人はもうちょっと待ってくださいネ。

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AZAMI V2 塗装中・・・(その3)

Azamiv209塗装マニュアル完成・・・ちょっとしたHPが作れるくらい手間でした^^;。
しかし色サンプルのカラーチップと連動したコレが有れば、自分が塗るのと寸分違わぬ完成品が出来る!

・・・ハズ。(だったら良いなぁって想いを込めて^^;)

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AZAMI V2 塗装中・・・(その2)

Azamiv208あざみの塗装パートがやっと終わった。しかしまだやる事満載・・・終わんね^^;。


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