まじスか!?

しょーもない駄洒落ですみませんが、本日の話題はマジック・スカルプです。その使用感につき各人イロイロと思うところは有るかもですが、個人的にはそのハンドリングに於いてこれ以上に使いやすいエポキシパテは今のところ無いなぁって思ってます。多く使うと体が拒否反応を起こして各部が痒くなる自分でもコレが無くなったら困る。

そのマジスカが市場から消えるらしいって噂がネット上で流布しているらしく、「んなわけあるかい!」と思ってても実際そうだったら困るので確認してみると・・・やっぱそんな事は有りませんでした。まぁそういう話が出回る理由は有るんだろうケド、しかしこのマジスカで商売をしていたところがその噂の発端・・・ってのはあまりにも無責任ではないかと思うわけです。

誰が何を言ったか知らないが、ホライジングに問い合わせれば継続して販売している事はわかるわけです。またモデラーに対して訴求するだけしておいて取り扱わなくなったら「生産中止」ってどういう思考回路かと。営業妨害もよい所だと思いますし、ソレをして今のうちに買っておけと勧めるのは詐欺的ではないかと思うわけです。

今回を期に今後はホライジングも直卸の事なども考えるだろうし、変な枷もはずれて皆さんの手元にはお安く提供されるのではないか?と思います。そんなわけで当面マジスカの購入はホライジングのネット通販とかが一番買いやすい手段になると思いますが、市場から消えるなんて事は無いので安心してガンガン使いましょうね。

ホライジング(マジスカページ)

因みにマジスカの使用について所感も併せて書いときます。自分の原型製作での造形素材のメインはファンドですが、このファンドとの相性もすごく良いです。良くスカルピーとの混合で使う人の話を聞きますが、よって自分はファンドと混合する場合も有ります。切削性と強度がマジスカ寄りになる反面、ファンドの特性(水を使っての再軟化)は無くなります。しかし部位によってはその方が良い場合なども有りますので。まぁだったらそのままマジスカのまま使えば良いじゃん!となりますが、その通りで結局自分もそうする事が多いです(笑)。

だったらなんの意味が有るのか?・・・と言うと、ソコソコの強度が欲しい部分で特にファンドの特性が必要で無い部分にコレを使えば「材料費が浮く」と言う事です。ファンドは安いですからねぇ。また面研に関しても純ファンドに比べてケバ立ちが抑えられて良い感じになります。マジスカの一番良い点は硬化の始まるくらいからのハンドリングの良さでしょうか?硬化時間が長いからか結構な時間造作出来ます。コツを掴めばその経過時間を考慮した造作が可能で、よって造形には必須と思う所以でもあります。

「常温での硬化に時間が懸かりすぎる」と感じるのは自分も同じくなので、そういう場合は食器乾燥機を使って強制乾燥したりします。使う乾燥機にもよるでしょうが、結構な塊でも1時間も入れていればガッチガチになりますし、薄盛なら十数分で切削可能になりますよ。夏場の乾燥機フル回転状態は辛いですが、スカを使ってる人もオーブンフル回転ですよね?どっちもどっちって事で避けて通れない道、ソコは大目に見るって方向で、しかしなんにしても使い勝手の良いパテです。

って事で、書いといた方が良いかな?と思ったんで書いておきましたヨ~。

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造型素材模索の道 04

朗報です!コレまでに紹介してきたWAXなどの海外スカルプター御用達素材が順次入荷しそうですよ~。入荷するのはマジックスカルプのホライジングさん、ココが動いてるのでホボ確定だと思います。

手始めに今夏のワンダーフェスティバルにて先行販売、そして当日販売分については嬉しい事にショウプライスにするそうです。やったネ!マズは「ZEN-WAX」と「FUSE-WAX」、そして特殊メイク業界ではお馴染みの「NSP」なんてのも揃いそうだ。

WILLOW PRODUCTS(ZEN-wax&FUSE-wax)
CHAVANT(NSP Clay)

NspchavantNSPってなんだ?て人にちょっと説明。雰囲気オイルクレイなんだけど、そのハンドリングがとても良いんです。ライオン油土のハードに似てる気がするけどNSPのハードはそれより全然硬い(そんで油分も少なめ)。持って作ってダレない感じが最高です。スカルピーにも似たハンドリングでも有るんだけど、コシがあるので造作面で言えばそれ以上に扱いやすいです。例えばスカルピー使いの人で、焼かずに最後まで行っちゃう人なんかにはもってこいなんでないでしょうか?スカルピーが苦手な自分が使えると思ってるくらいだから相当なもんですヨ、コレ。

NSPについてはコレでなにか原型を作っちゃうつもり。使用感とかの記事はそん時に書きますネ。
【追記】NSPはノンサルファなのでシリコンで型も取れます。あと溶解して流し込みも可能なので、色んな使い方が出来ますな。

WFでは怪物屋ブースでの販売です。尚、コレらの素材は業販なども考えているそうなので取扱いを始めたいってショップや業者さんは怪物屋に連絡してみてください。ロットがまとまっているいる場合はそのままホライジングに引き継ぐそうですヨ。みんなでこれらの素材を国内に普及しませんか?って事で(笑)。

怪物屋

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造型素材模索の道 03

ココまで国内で一般流通していない素材について書いてきました。現状コレらの素材は個人輸入か恐らく特撮関係の製作プロダクション経由でしか入手できないのではないかと思われマス。しかし前記事で触れたように怪物屋が仕入れ準備をしてるんで試用のインプレッションをしてみた次第。いざ入荷したは良いが前知識が無い状態では購入の検討もできないだろうと思ったので。

さてそんなWAX&クレイですが興味出ました?導入以後にともすれば各段のレベル上昇が「見こめる場合が有るよ」ってところを重視して頂ければと。現在 米国での造型素材の主流はWAXやクレイらしく、NY在住の原型師の人からメールを頂く機会も有りました。その内容を読む程に日本がその辺で立ち遅れているなぁと(それはWAX&クレイに限った事ではないけども)。

確かに素材だけで出来の良し悪しは判断できないかもしれない。素材がなんで有れ上手いヤツは上手いし、そうで無いのはそうでない。コレは海外も同じ事だけど、ただその製作スピードは明らかに違う。スカルピーを使って各段にスピードアップしたと感じる人は少なく無いだろうし、その中には造型幅が広がったと思う人も居るだろう。

WAX&クレイでソコが更に促進される可能性も有ると自分は思ったワケ。形が早く決まればその分出来る事も増えるワケで、製作期間の短縮はイコール造型レベルの底上げにもなるって感じ。併せて上手い人間とそうでない人間の格差が広がる可能性も有るんだけど、逆にそのマッチング如何によっては下克上も頻繁化するのではないだろうか?と、面白くもなってくる(笑)。

そのハンドリング具合から想像して、スカ~WAXもしくはクレイって道筋が順当だと思っていたので自分は最初は興味がなかった。しかしFUSE-WAXを試用した事でファンド~WAXという道筋も有りそうだと実感した事はとても大きい。面研を考えた場合は切削しやすい素材に振りかえる手間が出てくるのはあきらかだけど、その手間をかけても素早く一次原型のカタチ出しが出来るのは有用だと思うんだな。

ともあれ怪物屋には早期導入を検討して頂きたいと切に願うばかりで有る・・・ってケッキョク他力本願なんスけど^^;。

えー「造型素材模索の道」は一先ず休止します、WFに向けての準備をしないと真剣マズイので^^;。

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造型素材模索の道 02

で、自分が興味を持つに至ったキッカケは「FUSE-WAX」。竜君が使ってたモノを次は自分が使ってみる事になり・・・というか、ホントはHEADLONGの赤尾クンの所にまんま流す筈だった。前記事の通り「ファンドでイイや」って思ってたんで。

Waxstudybatman01受け取ったその場所で竜クンから直でその使用感を聞き、実際に触ってみると「ん?」てな感じ。その場では「イケそうぢゃん?」程度の感想だったのが、家でちょっと本気で触ってみたら・・・コ、コレは!て感じ。(赤尾君スマン!)

因みに一緒に受け取った「ZEN-WAX」の方は一度引っ掻いてみただけで却下。ZENとFUSEの違いは常温での硬さと粘度かな?
ZENは掻き取りがとてもスムーズなだけあって粘性が低い。返せば「常温」での二次接着性が悪い。彫刻寄りの作り方なのか彫塑寄りの作り方なのかで選ぶ硬さや素材なんかが変わってくるんだと思うが・・・両方有った方がブレンドできるし場所によって使い分けられるので双方必要だとは思う。
いずれ温度で軟化するので、冷めた時に硬かろうが粘度がなかろうがガンガン盛れるんだけどね。

ともあれ自分が「FUSE」が良いと思ったのは常温での造作性、溶かす労力を惜しんでるズボラな性格って事だ。スカが嫌なのも焼くのが面倒だから(笑)。ゆえに現在は自然硬化するファンドってワケ。更に言えばABを混合しないといけないエポパテもめんどい。まだ「ほっといたら固まる」って部分で使ってる感じです^^;。

ハンドリングで言えば最も造作しやすいと感じる性質はマジスカの硬化前あたりの感じ。FUSEはその感触にとても近く、その硬さ加減も手で持って崩れないって程度なのがビンゴ。常温での引っ掻き感や二次接着具合も丁度良く、しかもその状態がズット続く。且つ型取りに不安を感じない硬さ位は有るってのも魅力だ。

Waxstudybatman02まじヤバし!作っててモールドを入れるのがこんなに面白いと思ったのは初めてで、ちょっとしかイジってないのに脳内の造型レベルが一気に上がる感じ(あくまでも脳内ネ)。おそらく麻痺してるんだろうけど、それまで「コリャ上手い!」と思ってたGKを見ても「ナカナカやるやん」程度になっちゃいました。

「お前、言うてまだ一体も作って無いやんけ!」と諌める自分も居ーの、「いや、FUSEが常時入手できるんやったらそんなモンやで」と高飛車になってる自分も居ーので、とにかくテンションが上がる。ともあれコレ(FUSE-WAX)なら取り急ぎ1キロ分を速攻で買わせて頂きます!ってイキオイ。

が、今んトコ国内でコレが流通するかどうかが微妙な感じ。怪物屋がかなり前からその為に動いてはいるんだけど、早くても夏は過ぎるんじゃなかろーか?上がったテンションを持続したいが為に「待ってられん!」と代替品を探ってたってのが前記事。

ソコで浮上したのが「ではクレイならどうか?」って部分。結果を言えばクレイは自分に合わない。コレはあくまでも1/6前後のフィギュアを作るならって事ね。コレならファンドの方が早いし上手く作れると判断。ツールズのクレイは使っていないが、CHAVANTのサンプル数点とアルテを使ってみた感じでの結論だ。

ソレが硫黄入りだろうがノンサルファだろうが、固かろうが柔らかかろうが融点などにも関係無くハンドリングは似ていると感じた。その性質自体が希望しているモノでは無かったワケです。ただ、恐らく大量に使う大物の場合はその威力を発揮すると思う。自分の感覚でソレがフィギュアならば1/3以上だったらクレイだなって感じ。

・・・って事で次回に続く。

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造型素材模索の道 01

原型はファンドで作ってマス。マジックスカルプはファンドとの相性の良さとそのハンドリングの良さがとても気に入ってるんスが・・・エポパテに対して体が拒否反応を起こすようになってきているので、どうしても強度が欲しい部分にごく少量しか使いません。
(ツカ、使えない^^;)

はじめてファンドを使って原型を作ったのは「あざみ」からだけど、その真価を実感しはじめたのは「丑蜜」からだった。使うほどにそのオールマイティさが判って来て、それと共に自分の作り方に合った素材だと今でも思ってます。・・・が、ココに来て限界を感じているのも確か。

なんでもかんでもファンドで出来ちゃうんだけど「適材適所」ってのも有るワケで、コレに固執し過ぎても時間ばっか懸るだけだと今更思ったり。また他の素材を試すこと無く「ファンドが最高!」とか言ってても上限が決まるような気もするし。

他の素材でってな場合、マズ筆頭に上がるのが「スカルピー」。しかしこの素材、どうにも自分には馴染まない。 自分にゃ不向きと判っていながら何度もトライしたのはその可塑性に相当期待できると思ってたから。結局はこの選択肢は自分には無いと諦めるに至ったワケだけど、人には勧める素材。スカルピーが手に馴染んだらホント一気に造型レベルが上がるだろうって位にエエもんだと思いますよ。

次にエポパテ。しかしコレも最初に挙げたとおり体が拒否するのでこの選択肢も無い。

となるともう無いぢゃん!って事でずっとファンドで来てました。しかしココに来て俄然興味の有る素材が周囲でチラホラと。WAXやクレイの事を言ってるんだけど、モチロン興味を持つキッカケってのが有る。

「真・大山竜のブログ」や「東工房ブログ」でこれらのインプレッション記事を取り上げたのは最近の事、そのはるか昔から相当キメ細かく頻繁に関連記事を掲載していたのは「グレイクレイ」だ。興味の有るキーワードで検索をかけると必ず引っかかるこのサイト、研究熱心だなぁとホント感心する。

Creepysculpojisan2その他では「クリーピースカルプ」、彼もそれらの造型素材でフィギュアを作ってる稀有な原型師。グレイクレイの真辺さんに迫る探求心を持ち合わせてるし相当上手い。方向性を絞りきれてない感じは有るケド、なんかのキッカケで化けそうな素養を持つお人でも有る。彼の造った「変態おじさん」の原型がキャスタリン。自分のゴチャついた作業机に常に鎮座しとりマス。

そして自分が最も参考になり、あまつさえキットを売ってくれと頼み込んだ「マッドウェーブ」。グレイクレイ記事だけでかなり理解できるんだけど、しかしお姉系をやってる「出来る人間」は他に居ないのだろうか?とか思ってた。
グレイクレイの記事を読み進んで行くうちにリンクされていたその先が同サイトで、ココは相当お勧め。正にこういう記事が読みたかったという好例です。

Alkaliskit彼はインダストリアル・クレイでお姉ちゃんフィギュアを最終仕上げまでもって行って量産した。その「悪戦苦闘」「紆余曲折」の記事は非常に身近に感じられ、そして参考になる。ほんで作ってるモンがまた良かったし。手元のキットをマジマジと見ながら「クレイでココまでできるのかぁ」と。う~ん、やっぱエエなぁコレ(純潔少女☆アルカリス)。

それらのサイトにリンクを貼っておくので、興味の有る人は行ってみよう!

グレイクレイ(キャスタリン・IDクレイ)
クリーピィ・スカルプ(キャスタリン)
マッドウェーブ(IDクレイ)
真大山竜のブログ(FUSE-WAX)
東工房(ZEN-WAX)

って事でつづく

【追記】
「造型素材」ってカテゴリーを新たに作ってみました。で、このカテゴリーに限ってはコメント欄を空けておきますので情報とか持ってる人が居たら、良かったら書きこんでやってください。・・・と言うのも、自分が検索してみて国内ではWAXやクレイに関する記事がホント少なかったんで(まぁモノ自体が少ないので仕方ないとは思うケド)。
また自分が間違った事とか書いてても問題なので「ソレちゃうで~」ってなのも歓迎です。自分のサイトでそんな記事を書いてますって人は出来ればリンクもつけといて頂けると助かります。

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MAGIC SCULPT

Magicsculpt
・・・エポキシパテです。

ほぼ怪物屋周辺でしか使ってなかったと思われるこのエポパテを、一般流通に乗せようって腹ですな 大阪プラモさん(笑)。
なぜ使ってたのが怪物屋周辺だけかって~と、店長がイベントで直買いしてきた分のみだから。つまりこれまたFIXプライマー同様に不定期入荷だったわけです(ワンダーパテとは別商品)。

使用感はどうかと言えば、自分は使い易い。硬化後の硬さや切削性がとても手に馴染んでたので重宝してました。ミリプットよろしく水で伸びるし研磨もしやすい。ヘタリも少なく、なにより価格が安いのが良いんです。平行輸入しても価格は抑えるって事なので、内容量にしては安くなるでしょう。

完成品製作には当然ながら、自分は原型にも使ってます。水で延ばせるのでファンドと非常に相性が良いってのは実感済み。今まで作った全ての原型のどこかしらに使ってます(ジョイントや再接合部の強度保持、エッジが必要なモールドなど)・・・特に最初のセレンなんかは殆どコレ。
Mssample
今後 手持ちが無くなっても補充の心配が無くなるので、残量を気にせずガンガン使えます~♪ 最後に去年、作るだけ作って潰したヤツが結構このパテを使ってたので参考までに。

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