サンタさん

えらく時期ハズレなんですが・・・ホライジングさんでサンタさんのヘッドモデルが販売されてますよ~。原型師はティム・ブラックナー、自分が「世界で3本の指に入る!」と思ってる素晴らしい原型師による一品です。
氏は基本商業メインなのでなかなかGKはリリースされないんですが・・・ほんとホライジングさんの交友関係の広さには舌を巻きます(^^ゞ。

Santa_clausキットはおよそ1/3くらいのヘッドモデルなんでデカイですヨ。しかも下にゴツめのペデスタルと来て洋GKならば安くても1.6は覚悟しないとイケないところなんですが・・・なんと驚きの13,000円!(たかた社長風)。
理由はホローキャスティング(中空成形)だから・・・と言うのは言い換えればレジンをケチってるワケなんですが、日本のGKには殆ど無いですよネ、この仕様の製品。

レジンなので複製に寄る収縮は極力抑えられてるワケだし、ポリストーンやソフビと違って変形する恐れもあんまり無い。そしてなによりこの大きさのモノの無垢となれば相当な重量になるんだけど、中身が空洞なんで軽いんス。コレ彩色しやすいって部分で凄く重要(しかしペデスタル部は無垢・・・ってコレ置物として凄く安定してじゃないかと思うんス、ヤルね!)

中空成形が何故日本で普及しないのか?確かにある程度の大きさが無いと中空成形の意味が無く、また出来ないって話なんだけど、例えば怪獣なんかの場合はボリュームあるじゃない?またクリーチャー系や美少女系でも最近チラホラ見かける巨大なのが有りマスよね?
コレらのアイテムを中空成形でやれば価格をグンと抑えられるだろうし、作り手も遠慮なくデカイのを作ろうとするんじゃないだろうか?と(例えばデカイ羽とか)。

中空成形には専用のホローキャスティング・マシーンという型を固定してブン回す機械と、硬化が遅めの専用レジンが必要。そして型作りが特殊・・・って通常とは違う事を色々とやらないとイケないんだけど、これだけ国内にソレをやろうってところが無いのも閉塞感を感じるねぇ。

実はホローキャスティングマシーンは喜久屋にも有るしベルグでも出来たハズ。なのに一般化しない。面倒なんだろうネ、色々と(^^ゞ。でも逆にソレを専門でやる業者が出てきたら市場の一部を独占できんじゃね?とか思うんだけど、ソレって浅はかな考えなのだろうか・・・。

とまぁ抜きの話はその辺にしといてサンタさん。画像で見れば判ると思いますが滅茶苦茶上手いですねぇ。単にリアルってんじゃなくって氏のタッチが特徴的に現れている。そのうえ暖かさを感じる良い具合の誇張表現、正にアーティスト然としてると思います。
一応15個販売と上限を設けてるみたいなので、琴線に触れた人は早めにポチっといた方が良いのでは?と。

ティムのサンタ 

しっかしお節介な紹介記事で成り立ってる当ブログって・・・(^^ゞ。

追記:
お騒がせのインフルエンザは治りました~。けっこう引きずっちゃって今月なんも出来てない状態ですが、「丑蜜」「HB」「FG」の通販分は順次発送しています。個別にメールは送っていますのでまた確認してくださいネ、お買い上げありがとうございました~。
なお多少なら上記アイテムの在庫が有りますので「買ったろか?」って人は一報くださ~い♪

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狂戦士・ゾッド

さてイヨイヨ明日12/10日が申し込みの締め切りです。皆さんもう受付けは済ませましたか?・・・ってあんましつこく言うのもウザいと思うのでコノ件に関してはこれ以上は言いません。オススメだって話は自分が言わなくても今までの問い合わせの多さから判りますし、実際にウチのところにまで聞いて来た方もいらっしゃった位ですから。

Berserkerzoddkit因みに自分はキットを塗っただけなので販売に関してはノータッチです。ただ「再販の希望があったよ」って旨を伝えつつ、「出せ~再販しろ~」と念を送ってたくらい(笑)。
まぁ赤尾クンが踏み切ったってのは結構な決断だったと思いますヨ。原型師って普通は過去作を再販したがらないモノなので。だって作る毎に進化してるんで昔のを見ると粗が見えちゃうだろうと思うから。
ともあれそんな狂戦士とゾッドの再販品、折角の機会なのでお忘れ無きよう・・・って事でポチってあげてくださいナ。

GeccoDirect

あ、因みに申し込みの締め切りは12/10(木)ですが発売予定は来年の2月ですよ。ポチってもスグに手元に届いて製作に入れるワケでは無いのでお間違いの無いように・・・ってな事まで書かなくても判ってるって?(笑)

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名作再販!

既にモデグラ誌上で確認した人も居ると思うんだけど、一応ウチでも報告しときますね~。HEADLONGの旧作なんだけど、多くの人から望まれてたであろうキットが再販されますよ。しかも2個! 詳細は誌面やGeccoさんのHPで確認して頂くとして、判っている事柄だけでも書いておこうか?

①HEADLONG製レジンキット ベルセルクより狂戦士
②HEADLONG製レジンキット ベルセルクより不死のゾッド

儚い望みと思いつつも希望を持ってた人も居たのでは? 今回を逃すとホントにもう無いだろうと思うので、欲しかったって人は確実に抑えといた方が良いだろうと思います。価格的にはそもそも赤尾クンが売ってた金額自体がオカシイんであって、しかも今のご時勢ならどうしてもコレくらいにはなるだろうって感じ(一般版権だしネ)。

Geccozodd古いモノなので今の赤尾クンのスキルレベルを考えたら正に「初期作品」と言えるレベルかもなんだけど、しかしその当時にしか作れなかったろう思いが込められてる感じが私的にツボ!なGKです(なにせゾッドなんて彼がファンドで作ってた時期のモノだから)。

本日(10/23)~12/10まで受注するそうで発売予定日は来年の2月、販売するのが「ディーラー」では無く「フィギュアメーカー」なんで数量が満了次第・・・とかは無いだろうと思います。版権GKの販売にしては資金集めの期間に余裕があって良いんじゃないでしょうか?まる1ヶ月は購入の可否を考えられますよ。

さて何故自分がこんな記事を書くかと言えば今回モデグラさんからの依頼で彩色したからなんス。今号にも既に掲載されてますが(1Pだけ)次号に塗装について記事を書く予定なんで併せて宜しく!ってな感じ(笑)。作例記事はゾッドのみですが、それでも全部は書ききれないだろうと。許可が下りるならばブログとかで補足を書いても良いかな?とかは思っていますが・・・果たしてどうなる事か?

因みに自分の塗り方はあんまり参考にならないかも?しかもビギナーに向けてわかり易く説明する気も無いので「なんだこれ?」ってなるかもですが・・・まぁこういう塗り方してみましたよって一例だと思ってやってください(だってホラ、模型ライターじゃないから^^;)。

ってな事で購入を考えてる人はGeccoのHPへ飛んでみてくらさい(コンテンツに直販ページが新設されてますからソコをクリック!で注文ページへ行けます。)

GeccoHP

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佐藤ミナミのフィギュア&塗装指南本

「佐藤ミナミって誰?」って感じですよね?・・・アートボックスの社員さんです(笑)。彼女がお仕事として田宮模型に取材に行った時に同社保有の3Dスキャンを使ってフィギュア化したんだそうです。それが商品になって更にペイントブックまで販売とは・・・カステンさんも大概ですねぇ(#^.^#) 彩色レクチャーにタナベさんまで導入してますし、結構遊んでる感じなのが面白いです。

Satomina

んでウチとこにも送ってくれたって事は塗れと? 時間が捻出できればソレも良いんですが、ともあれ今回は商品のご紹介って事で!

佐藤ミナミ ペイントブック&フィギュア各スケール

フィギュアのサイズは1/20・1/35・1/48と3種類有りますんでジオラマ仕立てにするも良しミニチュア単体で塗るも良しってな感じなんですが、やっぱウチ的にはせめて1/16くらいの大きさが欲しいなぁなんて(でもそうするとカステンでやる意味が無いんだろうけども)。

ペイントブックの方は上記のサイズそれぞれの塗装方法が掲載されてて、正にこのフィギュアを塗るためだけの本って感じ。タナベさんの作例はちっこくてもやっぱ綺麗ですねぇ(って1/20ってのはこのジャンルでは小さくないのか?)同社から発売中の「サフレスフレッシュ」および「粘膜クリアー」の使用法などが込みの記事なので、買って持ってる人は参考にしてみては如何かと。

以上紹介記事でした~・・・って、商品紹介がここんとこカステンさんのばっかになってますね(^^ゞ。

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Caracollila(その後)

無事に届きました(やった~♪) 懸かった日数はおよそ16日間、まずまずです。しかし良くぞこんなボリュームのものを送料サービス的価格でやってくれたと感動!グロスで1.6キロ、ネットでも1.2キロですよ!発地が中国で着地が大阪の場合、コノ重量なら自分が良く使うEMSだと3,000円くらいか? しかしそれでも「150米ドル」なんですよねぇ。その分を差っ引けばおよそ16,000円で買えたって事?直接購入を選んで良かったです~・・・っても届いたから良かったって話ですけども。インボイスも上手く書いてくれてるので関税が懸かる事もなくホンマにぽっきり価格でした。

Caracolilla_kitさてその蝸牛女ですが、すげえ厳重な梱包で届きます(壊れようが無い?)。「クッションを切り欠いてるよコレ・・・」ってな感じのえらく念入りな梱包ですね。外箱もジャストサイズです。因みにスムージングが終了しているばかりかパーツも接着済み・・・ってコレはやりすぎ。キットビルダー的にはありがた迷惑なんですがソレもそのハズ、生産が中国らしいので(^^ゞ かの国とはつくづく感覚が合わないなぁと思いながらもモノは良いので良しとしよう。

ところでこのカラコリラ同様、洋GK界に於いてもデジタル造型は多くなってきた印象があります。相変わらず手原型の方が多いのは間違いないんですが、日本人好みのエッジがシャープでダレたところの少ない造形物となるとデジタル原型でした・・・って感じかな?モンクリ系で今の話題どころと言えば「Dominic Qwek」さんとかそうですね。

Rakshasa_demonTHE ART OF DOMINIC QWEK
His Twitter

デジタル造型の場合につきものなのが立体出力で、ソコをどうするのか?って部分がコストの多くを占めるんだろうと思います。で、その筋にちょいと詳しい方に尋ねるとどうやら出力は中国らしいゾって話でした。例えばアブナーさんのカラコリラやドミニクさんのラクシャーサ・デーモンなんかはけっこうなボリュームなんですが、コレを出力した上でアノ価格で販売できるとなると上記のコスト面を抑える必要がありますよね?

ある程度「趣味のものだから」という事で利益を抑えたとしても、それを日本国内でやった場合は成立しない価格なのではないかと。で、中華ってなる。ヘッドオフィスが香港の某出力サービスの価格は、その辺が疎い自分が聞いても「あ、安っ」ってな感じ。アブナーさんもドミニクさんもソコを使ってるみたいなんですが・・・やっぱその辺でも日本は後進なのかもしれないですね。ソコは出力サービスだけでなく通販にまつわる「レジン複製~仕上げ」「梱包」「発送」なども請け負うと言うマルチサービスっぷり、「だからこの日数で届いたんだナ」と。

そういった流通面でも変わりつつあると感じるワケで、近く「洋GKは頼んでもモノが届かないって事は無くなるのかも?」・・・なんてのはいまだ一部の話で、従来どおりの方法でやってるとこは相変わらず怪しい?と考えた方が被害は少ないのだろうとは思いますが。
洋GKの入手に関してはその辺を引き受けてくれるショップなどが有ります。そこで買うのが安全なのは変わらずで、しかし併せて個人取引も視野に入れては如何かと。上手く事が運べば安く、そして旬を逃さない買い方が出来るハズなので「選択肢」としてはアリかと思いますヨ。

以上いらぬお世話的「試しに海外通販を利用してみた!」でした・・・ってそんなつもりだったのか!?(笑)

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Caracollila

今日は8/4の記事で紹介した「蝸牛女」の事をあらためて書いておきます。モノに魅力が有るのは間違いないけど、だからって自分の考える相場価格を上回る金額だとなかなか手が出ない。といっても諦められないって部分がくすぶっててつい・・・。そんな感じで相場が大きく上昇してしまうのはオークションなどで良くあることですよね?
しかしこのキットに関しては原型師のサイトでも販売をしています。しかも上記した「自分の考える相場価格」にピッタリのお値段で。ならば直接本人から買っちゃおう!って思い至りました。

Caracolilla01結果から言うと丁度良い価格で購入できましたヨ。日本円で「19,000円」ほどです。流石に現状の円安ぶりを考えるとこんな感じになってしまうんですが、もしコレが去年の今頃だったら「15,500円」と超お買い得品となります。ソレを言っても仕方ないんで無視ですが、ともあれ原型師本人から直接買えば真っ当と思える金額で購入できるって寸法。

ただ問題も有ります。この買い方はリスクを伴うので「自己責任で」ってのが前提。原型師のアブナーさんはその通販ページの作りから至れり尽くせりな感じが有り信頼できると思っているんですが、しかし実際にモノが手元に届くまでは不安ではあります。なぜなら海外からの個人輸入で「モノが届かない」って事例を良く聞くから。

世界中どこでもそうだと思いますが、基本「作る人」の原型師はこういった商取引に関しては気が回ってないところも有り、言えば「いい加減」って印象は拭えません。もちろんそうでは無い人も多くいるわけですが、同じだけ「ユーザーが食い物にされているなぁ」・・・って事例も有るワケです。

Caracolilla02例えば昔にウチに完成品を依頼してきた外人さんがこう言いました「お前は大丈夫か?」と。ジャパニーズコンテンツが好きな方で、そのキットを仕上げるならやはり日本人・・・と考えたんでしょうね?ウチの他にも日本の完成品屋に別の依頼をした事があったそうです。
彼は求められるまま代金を支払ったようですが、その後「ナシのつぶて」を経て「音信不通」となったとの事。そんな後でよくウチに依頼しようと思ったなぁ・・・って話なんですが、それでもその方は自分の琴線に触れるモノに対して最善を尽くしたいと考えたのかもしれませんね。良い話です。半面、相手の完成品屋は日本の面汚しでも有るワケですが・・・つまりこういう事は海外に限った話では無いと言いたいわけですよ。

話が逸れましたが、そういう事を含んだ上で直接購入を選択するか否かって話です。またそもそもペイパルに口座を持っていないと成立しない話ですし、不具合が生じた場合は相手との会話は英語となります。その連絡にあってはお構いなしに言い回しを多用する方もいらっしゃいますから内容が把握できないなんてザラ、その辺を覚悟するなら上記の金額で購入できますよって提案と思ってください。

そしてこの辺のリスクを請け負ってくれるのが日本では「Roswell」さんって事になります。よって同店での販売価格はリスクヘッジ込みとして考えるのが妥当だろうと。それを安いと取るか高いと取るのかの違いですね。そう思っても自分のような余裕の無い人間にはやはりその金額は厳しい。よって直接購入にしたわけですが、ロズウェルさんで購入する場合は上記のような心配事は無くなります。なによりモノが届かなくても損害は有りません。しかし直接購入する場合はモノが届かなければ確実に損です。

どちらを選ぶのかは購入者の自由って事でこんな記事を書いてみましたヨ。なお「コノ記事を見て直接購入したのにモノが届かない」的な話をされてもスルーしますので。何度も言いますが「自己責任で」どうするか決めてくださいネ。

最後に補足ですが氏の通販ページには「Worldwide shipping is included in the price.」とあります。また「Estimated delivery time is between 2 to 4 weeks. 」とあります。つまり直接購入の価格は送料を含む「$150」ぽっきりで、注文からおよそ2~4週間懸かりますよって事です。

送達時間はEMSに比べて「懸かるなぁ~」って感じなんですが、価格は日本に送ってもこのお値段!コレは凄く良心的と言えるかと。この辺に原型師の思いが入ってると思うんですが如何でしょう?

Caseylovecaracolilla

Caracolila online shop

因みに最後の画像は"Abner"さんでは無いですヨ。"Casey Love"です。今年の米ワンダーフェスト会場にて塗装デモ中の画像だそうな(アブナーさんのFacebookより借りてきちゃいました)。
あのケーシーの塗装実演!しかも蝸牛女を!そして会場がケンタッキーWF会場!・・・ってなんか最強のシチュエーションな感じ♪いいなぁワンダーフェスト、凄く行きたいですねぇ。

Abner Marin Facebook 

彼の以降の造型ブツにも期待!なんですが、その辺の最新情報はフェイスブックで紹介されるのだろうと思います。現在は一般公開されてるようなのでアカウントを持って無くても閲覧が可能です。こちらにもリンクしておきますので動向が気になる方は覘いてみては如何かと。

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海賊版および転売の事

リキャスターやテンバイヤーは「人気作品および当日のみの版権許諾を得た限定商品」って選別を行っているのだろうと思います。その条件に満たないで有ろう自分が言うのもはばかれる話ながら模型イベントが抱える唾棄すべき暗部だとも思うので本日はその事について書いておこうかと。そう思ったきっかけは知人から教えて貰った以下の記事で、マズはそっちを読んで頂きたい。

「鉄人28号、海賊版キットについて」

記事を書いているのはご本人で、そのやるせなさが伝わってきます。また同じような立場にいる多くの人が常に思っているだろう事を代弁してくれてると思うので、及ばずながらフォローに回りたいと思った次第。まず最初に転売と海賊版では内容が違うという事を知らない人も居るかと思いますので説明しますね。

①転売
買ったモノを他に売ればソレは転売・・・と括ると大雑把過ぎて、それだと世間で売られている商品の殆どがそうなってしまいます。そうでは無く「まともな商取引を介さず転売を目的として商品を購入し、定価に勝手なマージンを上乗せした価格で販売する事」・・・ってな感じでしょうか?

上記は商売における「仕入れ」そして「販売」とは違います。「仕入れ」はマズ相互に信頼関係が有り、その前提に於いて下代(卸値)が決まり、「販売価格」は上代(定価)を越えない範囲で設定しないといけません。それで商品の市場価値を安定させるわけですね。

対して転売。商取引を介さないので一般のお客さんと同じ額で購入する事になります。ソレを他に販売する場合は利益として自身のマージンを上乗せしないといけません。プレミアが発生するなどしてこのマージン分が過度の水増しになると価格の異常な高騰に繋がるわけで、その行為は「市場での商品価値を不当に吊り上げ混乱させている」と言えるでしょう。

転売は現行商品に対して少なからず影響を与えます。オークションで値が付くと価値が上がったかのような錯覚と共に以降のディーラーの売り上げに貢献するのかもしれません。しかし逆のケースと結果をもたらす場合も有るハズなんですね。これの何がマズイかと言うと、関係の無い第三者が勝手に価値をコントロールしてしまう可能性です。

「本気で取り組んで作った商品の価値を、なぜ見ず知らずの第三者に委ねないといけないのか?」

って事です。どうせその辺の事は深く考えて無いと思うんですが、やっているのはそう言う事だと自覚した上で、それでも自身を正当化するんでしょうか?「イベントに来られない人の為に・・・」ならば定価で売ってあげたらどうなんでしょう?
商売の場合は「販売元と仕入れ側との間に相互の信頼関係が」と書きましたが、そもそもディーラーとテンバイヤーの間にそんなものはありません。故にどういう理屈を並べたところで当人の都合で勝手にやっている事に他ならないわけです。

中には「転売屋も客の一人なんで、やっぱ彼らにも買ってもらわないと」ってな擁護をするトコも有るようですが・・・まぁ人ソレゾレで、そう思っている人にとやかく言うつもりはありません。「自分とは根本的に合わないな」ってだけの話ですが、例えばウチに限って言えば転売屋に買われるくらいなら売れ残った方が良いと思っています。

②海賊版販売
コレは悪辣です。少なくとも転売屋は正規品を買うので「著作権利の侵害」に関しては抵触していないと言えるでしょう(ソレを元に利潤を得る場合は話が違って来ますが※下記)。でも海賊版は2重にやっちゃってます。上で書きましたがソレがキャラモノだと版権元の著作を、そしてキットを販売しているディーラーの原型著作を。
コレが市場に与える影響は転売品と違って価格が安くなる傾向に有るために、価値の損失に繋がるものだと思います。心血注いで作ったモノで市場に問うてる人間からしてみたら憤懣やるかたないってのは常識人ならば理解できる事でしょう。

しかしこの行為を我々に止める術は有りません。誰がそうなのか判別できないし、そういう目でお客さんを見るのも間違いだから。コレを止められるとしたら購入者だけになります。つまり「不買」こそが最善で唯一の方法。
例えばこういった事に警察は取り合ってくれないでしょう(偽のブランド品を大量に売りさばくって事でも無い限り)。
また問題なのはオークションサイトで、異議申し立てをしても「ガイドラインに抵触するものでは無いので取り下げる事はできません」ってな反応ではなかったろうか?と。なぜならオークションページがまだ有るから。
以前にウチで彩色した完成品画像を転売目的で勝手に使われているの発見した時はそんな返事でした。だとしたらこのガイドラインってのはモラルはおろか法律で禁止されている事でも抵触しないって事なのだろうか?

ともあれ自分が知ってる事を記事にすることで、少しでも「不買」に繋がれば・・・くらいしか出来る事は無いかもですネ。

では本題。それがガレージキットの場合はマズ正規品を入手するところから始まります。で、その正規キットを原型としてキャスティング(複製)するから「リキャスト」ですね。ソレらを行う人たちを称して「リキャスター」と呼び、世界中の原型師およびGKディーラーから嫌われています。そして人種が概ねアジアンなので、例えば自分達が海外スカルプターのキット購入を打診すると疑われる事も有ったり^^;。

ココで憶えておいて欲しいのはリキャスターと言えば今や中国人なんですが、そう仕向けた(知恵をつけた・技術を伝えた)のは日本人だって事です。そうなりやすい国民性ってのが有るかもですが、今でもそんな中国人を手引きする日本人が居るんでしょう(キットの買い付けとかネ)。コレは「一部の人間」の話をしてるだけなので誤解しないでくださいヨ。モラルを共有でき、優れた技術を持ってソレを誇りとして働いている中国人も多く居るハズなので。

話は戻って、リキャストの原産国は今は概ね中国でしょう。完成品フィギュアの製造の殆どを賄う国ですね。そりゃ抜きの技術くらい朝飯前で、2次加工なんかは驚くほど精密だったりします。スムージングがてら更にブラッシュアップする事もワケないくらいに卓越・熟練した工員がわんさか居ると言って過言では無いかと。

・・・ただ問題は使うレジンなんです。かなり良い型取りシリコンを使って、また収縮率の低い高性能レジンを使ったとしても正規品と同等にはなりません。なぜなら既に収縮しているキットを原型に使っているから。更に中国の安価なレジン(中華レジン)は収縮率が大きいですから一見綺麗に見えても実はそうではないって話です。

リキャスト黎明期の昔ほど酷くはないですが、中華レジンを使っている以上はどうしたって「安かろう・悪かろう」なんですね。また中華レジンの特徴として「削りにくさ」が挙げられます。表層はそれほどでも無いんですが、弾力性に乏しいですから軸打ちに往生します。

1ミリの真鍮軸を使って着脱方式でパーツを固定したい場合、1ミリで穴を空けるだけでは上手く着脱しません。ハマりがキツイからと穴を広げすぎたら今度は軸をホールドしないってな感じ(融通がとにかく利かない)。ベースに固定するために、または大きなパーツを固定するために深めに穴を穿とうと思ったら数センチ掘り進んだ所で煙が出てきます。そしてキリをがっちりロックしてそれ以上掘れなくなってしまいます。ドリルチャックが解けるほど強固なロックなので、細いキリを使っている場合は折ってしまう場合も(プラスチック素材に対する鉄キリなのに)。

デコマス製作で回ってくるキットに少なからずこの中華レジンが使われている事があった自分比で言えば、日本のレジンと比べると加工におよそ1.5倍から場合によっては3倍強の時間が懸かったりします。

上で収縮の事を書きましたが嵌合部がタイトで精度の高いモノほど修正に時間を取られます。そうして悪戦苦闘して完成させたとして、海賊版を人に見せて「俺がんばったよ!」って言えるのでしょうか?
「値段よりも海賊版に掛ける時間の方が惜しい」・・・正に徒労だと思うんですけどねぇ。そして付け加えるのならば、形は手に入ってもソコに原型師の思いは無く、逆に腹立たしい存在でしかないモノが海賊版って事です。その辺の判断は購入者に委ねるとして、今回はコレにて!

(追記)
海賊版の方が悪辣だと書いていますがソレはやっている事の重大さの違いであって、当事者のモラルで言えば「同じ穴の狢」かと。リキャストの段取りが出来るのならばテンバイヤーは嬉々としてリキャスターデビューするんじゃないでしょうか? しかしそうなるためには輸入業的ないろんな事柄を処理する必要に迫られますよね?って考えると有る意味リキャスターの方が総合能力が高い(しかも段違い)。だとしたらその能力の使い道が他に無かったんスか?とか思っちゃいますね。

※版権料は上代価格に比して算出されるものです。販売価格が定価を越えた場合は版権料を支払っていない状態の利潤を得る事と同義。つまり著作の侵害に当たるでしょう。これも定価を越えてはイケナイ理由の一つですね。

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岡スーツ

冬のWFが終ってそろそろ1週間ですねぇ。行く事さえ出来なかった自分は「次の冬こそは新作を引っさげて参加する!」とフツフツたぎらせつつ製作アイテムを検討中・・・っても色を塗りながらなんでイマイチ決まらないんスけども(^^ゞ。

Gantzhardsuit画像は正式名称「ハードスーツ」・・・らしいんですが、私的にはやっぱ「岡スーツ」。リリースしてたのは「工作部屋」さん(今回のコレは再販なんですねぇ)。WFの事を考えている余裕が無かった自分ですが「なんも無しじゃ寂しすぎる!」って事で知人に頼んで買ってきて貰いましたヨ。まさか版権が降りるなんて!と思うと共に、ガンツ中でフィギュアとして欲しいって思えるのってやっぱコレだよね?と。「塗ってみたいなぁ」って衝動に駆られて買ってきて貰ったんですが・・・はたして塗れるのか俺?まぁGKって眺めて夢想してるのも楽しいんで^^;。

その他にも鬼頭栄作さん(ディーラーは海ねずみさん)の鉄人とかも欲しかったなぁと後になって思ってるワケですが、なんか最近琴線に触れるのがメカばっかなのはどういうこっちゃ? 基本あんまり好きなジャンルじゃ無いんですが、タマにツボるのがあったりするんです。塗る方ではぶっちゃけメカは弱いんですが、だからその系の上手い作例を見ると凄く刺激を受ける。そんな事もあって特に最近その辺のを良く見るのかも? メカ系彩色の引き出しが少ないと自覚してるんでもうちょっとその辺のレベルを引き上げたいなぁって思ってるって事ですね。

工作部屋(ハードスーツ)
海ねずみ(鬼頭版鉄人28号)

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Acid Bufferzone

お久しぶりです・・・って言うにはサボりすぎで恐縮です(^^ゞ 仕事的にはイロイロとやってんですが、進まなかったりややこしかったりで腐り気味ではあります。その原因ってのが「塗装ばっか・・・」て部分。ペインターなんだから当たり前っちゃあそうなんだけど、アクセルとしての原型製作がここまで出来ないと「先に繋がって行くモノが無い」って意味での閉塞感に苛まれている今日この頃。

・・・とまぁ自分の話は置いといて本日はご紹介記事ですよん。以前タナベさんとこから中継したニコ生の時、とある方々と出会いました。モデグラやモデルカステンでお馴染みのアートボックスさんと、ソコでJKフィギュアを作られている六治郎さんです。その関係で現在に至るまでイロイロとお付き合いさせて頂いているワケですが、「そういった付き合い上いたし方なく・・・」と言う事では無く、ホントにエエもんをリリースしてると思ったんで記事にしてみましたヨ。

Modelkasten01六治郎さんの作るフィギュアは1/35とか1/24とかの極小スケール。1/6メインの自分からしたらあまりにもちっこいフィギュアです。そしてその極小スケールの中に肉眼では判別できない程の情報量を詰め込んで有って凄いんですよ。そういう意味ではタミヤの兵隊さんなんかもそうなんですが、六治郎さんのはお姉ちゃんって事で可愛さも要求されるワケです。しかも更にモチーフのタレントに「似ている」って言う重要な要素もクリアしている。ハードルが高すぎて自分から見れば「神の領域」的お仕事だと感じました。

Modelkasten02ほんでもってソレをまた緻密に彩色しているワケで、塗装が本職である自分からしても驚愕のクォリティーだったりします。「自分にもやれる!」とか思えないレベルなんですが、ちょっとその気にさせてくれる製品がこれまたカステンさんからリリースされてたり(笑)。
「アイ・フィニッシャー」と言う極細面相と呼ぶにしてもあまりにも細い筆なんですが、1/35スケール・フィギュアの目を書くために開発されたそうです。その細さたるや自分が使う最小筆(ウィンザー&ニュートン・シリーズ7/000)のおよそ1/10くらいの感じ。塗料を含んでくれるのか?って疑問もありますが、どうやらその辺も考慮されている模様です。判りやすく言えば「楽に米に字が書ける」レベル・・・って書くほうがややこしいか?(見えればって話なんだけども^^ゞ)
こないだのホビーショーで3桁数が完売したって~需要度なんで買える機会が有ったら持っておいて損はないかと(但し極小スケールのフィギュアを作る人ならって前提で)。

Modelkasten03さてタイトルの「アシッド・バッファーゾーン」についてです。初出しがこないだの静岡ホビーショーだったようですが、カステンさんのオンラインショップでも受注が始まってるんでスキモノは行っとこう! どの系等のスキモノ向けかってーとずばり伊藤ファン向け。皆さんご存知かと思いますが立体にも造詣が深い「伊藤暢達」さんのフィギュアがとうとう販売ですよ~。
氏の構築するワールドが「Acid Bufferzone」で、そのデザイン集と併せての立体物です。私的にはもちっと大きいと嬉しかったんですがソレはフィギュア単体で見た場合って話。ジオラマ製作には持ってこいな大きさって事を考えたら1/35ってスケールを選んだのにもワケがあるんだろうなぁと。今後どんな展開をされるのか楽しみなコンテンツなんですが、その第一弾って事ならともあれ行っとかんとねぇ(笑)。

ところでココ見てる人なら「伊藤さんて誰?」って事は無いですよね?△様の生みの親・・・とかいまさら説明するのもどうかと思いますが、一応書いときます(^^ゞ って事でご購入の際は以下をクリックでどんゾ!

モデルカステン・オンラインショップ

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BRIDE(エース工房)

前回のWF(2014冬)に初回リリースされたエース工房のブライド。当日は当方もバタバタだったんで佐野さんがこんな新作を持ってきていた事を知る由も無かったわけです。後日あらためて通販をするって話を聞いて早速注文!そして本日届きました~♪ 実はGKを買うのは超久しぶりなんですよねぇコレが。

Bridesanoそんなワケで実物を見てなかったんですが実際に手に取ると・・・上手い!マジで(^^ゞ 多分かけている時間も少なかったろうと思うんですが、だからなのか良い具合の収め方だと思いました。こういうのは「時間を掛けられなかった・・・」という後ろ髪を引かれる思いでリリースに踏み切るぐらいの方がGKとしての魅力が増すのかもしれません。

「GKの魅力って何?」かと言いますと、ソコは人それぞれなんだと思うんですが自分の場合は「塗りたいと思うかどうか?」です。ヘッド部に塗装を集約できるこのカットラインとそしてこのボリューム感がちょうどお手ごろで凄くイイ感じ。「花嫁」と言えばF'sモンスターと同様に人体(遺体?)実験の成果なので肢体に傷が入ってるワケですが、しかし顔立ちが美しい♪ ほんでもって佐野さんの彩色がまた見事なんです。「ウヲ!こう来たか!!」て感じ(その配色が斜め上を行ってます)。既に通販が始まってますが売り切れる前にGETしといた方が良くないですか?

エース工房「BRIDE」通販

(追記)
通販は締め切ったみたいですネ。「欲しい」と思った人の手に渡ったのなら良かったと思うんですが、結構早い終了だったので「そういうことなんだろう」と。こういうキットの存在は人事ながら凄く嬉しいです。自分も同業種では有るんですが、それ以前にGK好きなので(笑)。

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